「1年間、毎日板チョコを食べてくれませんか」イギリスでボランティア募集

2008年04月30日 08:00

チョコレートイメージイギリスのEast Anglia大学は4月28日、少なくとも1年間毎日板チョコを食べてくれるボランティアの女性を募集すると発表した。特製のチョコレートを食することで心臓病の発症リスクに効果があるかどうかを調べるためのもの。現在サイトでは条件を提示して応募者を募っている(【発表ページ】)。

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チョコレートが毎日食べられるボランティア!?
チョコレートが毎日食べられるボランティア!?

チョコレートやココアに含まれる成分のひとつ「フラボノイド」には、心臓病のリスクを軽減する効果を持つ事が知られている。しかし実際にはココアからチョコレートを精製する過程で、フラボノイドのほとんどが失われてしまう。今回実験に用いられるチョコレートはベルギーのチョコレートメーカーの助力を受け、フラボノイドが出来る限り残る形で作られた「特別製の板チョコ」。さらにフラボノイドを増やすため、しょう油も加えられたとのこと。

チョコレートイメージこの「特製板チョコ」をある一定の条件に合致した女性に毎日1枚、(最低でも)一年間食べてもらうことで、「フラボノイドが(特定条件の)心臓疾患のリスクを減らせるかどうか」を検証するという。具体的な条件とは「70歳以下」「2型糖尿病にかかっている」の「女性」。最低でも152人の被験者が必要となる。被験者にはサプリメントや特定種類のチョコレート、しょう油やワイン、フルーツ、お茶などの摂取制限が加えられる他に、大学病院での健康診断や血液検査が求めれる。

製薬会社が開発した新薬などを服用し、効き具合を見るアルバイトの話はよく耳にする。今回は特別製とはいえしっかりしたメーカーが作るチョコレートには違いなく、食事制限を除けばさほど難しい話ではない。イギリスで該当する人による応募は結構あるだろう。

ところで「チョコレートにしょう油」がフラボノイド増加にポジティブな効果を示すという話を目にし、聞き覚えがあるとして調べてみたところ、以前【しょうゆ+チョコ……!? キットカットのしょうゆ風味、東京限定で販売】で紹介したネスレの東京土産限定バージョン「キットカット しょうゆ風味」が、ズバリそれに該当した。残念ながら未だに当方は入手できないまま。どのような味なのか気になり続けてはいるのだが、健康に良い可能性も出てきたとなればさらに興味は深まる。今後は今まで以上に注意深く店頭をチェックしようと考えている。


(最終更新:2013/08/06)

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