やはり登場、BigDogにあこがれるゆかいな仲間たち

2008年03月30日 12:00

BigDog Betaイメージ先に【ロボットらばBigDog、四足で山道を駆け登る】で紹介した、アメリカの軍事用ロボット【BigDog】。機械でありながらその挙動は本物の「らば」そっくりで、ひとめ見ただけでは生き物のようにしか見えないものだった。本文でも冒頭で「2人の人間がしゃがみながら箱を被った、『欽ちゃんの仮装大賞』の練習かと思ったが」とまで表現したのだが……

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BigDog Beta

古今東西考えることはみな同じようだ。本物のBigDogのプロモーション動画に返事をする形でアップロードされていたのがこの動画。名前は「BigDog Beta」。見てもらえばお分かりの通り、本当に「2人の人間がしゃがみながら箱を被」って、BigDogの真似をしている。「Beta」と名前がついているところから「BigDogもかつてはこのように、人間が中に入って挙動実験などをしたに違いない!」といった考えのもとに作られた動画なのだろう。

動画は先に紹介した本物のBigDogのもののオマージュ部分とオリジナル部分から構成されている。オリジナル部分は単なる冗談のシーンもあれば、「BigDogが実生活に溶け込んだらどうなるのだろうか」という問いかけをしている、と見るものもある。

蹴りを入れられても巧みにバランスをとって元の姿勢に戻ったり、切り株の上を歩くなど本物の「BigDog」のような歩行シーンも。
蹴りを入れられても巧みにバランスをとって元の姿勢に戻ったり、切り株の上を歩くなど本物の「BigDog」のような歩行シーンも。
一方で本物の犬と遭遇しておびえさせたり、カップルとじゃれついたり、挙句の果てにはブランコで遊んだり……どこがロボットなんだか(笑)
一方で本物の犬と遭遇しておびえさせたり、カップルとじゃれついたり、挙句の果てにはブランコで遊んだり……どこがロボットなんだか(笑)

本物の動画を再現したシーンの中には、香港映画などで最後のスタッフスクロール部分に登場するNGシーンのような、本物のBigDogでも起きえたかもしれないシーン(蹴りを入れられたBigDog Betaが姿勢を立て直しきれず、柵にのめりこむほどに転んでしまい、かなぶんのように手足をあたふたしながら立ち上がれなくなる)もあり、本物の動画を知っている人なら二倍楽しめる構成になっている。

【マイスペース】データによれば動画製作者はアメリカ在住の26歳の男性。独身で軍事関係の分野の事業についており年収2500万円以上とのこと。どこまで本当かどうかはともかくとして、BigDogのふるさと・アメリカ生まれの動画であることに違いはなさそうだ。

このような「おもしろおバカ」な動画は日本人に作ってもらいたかっただけに、ふるさとの国の人とはいえ先に他国に越されてしまったのが少々残念でならない。しかしそんなことはささいなこと。動画の面白さは世界共通なのだから。

……あるいは今度のコミック・マーケットでBigDogのコスプレが登場することを期待してみることにしよう。

(最終更新:2013/08/09)

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