今日からできる24の電気やガスの省エネ対策

2008年03月27日 19:40

節約イメージ【マクロミル(3730)】は3月25日、消費と値上げに関する意識調査の結果を発表した。それによると、昨今から相次ぐ物品やサービスの値上げについて、95%もの人が「生活に影響がある」と答えていることが明らかになった。また必要不可欠なインフラの代表格「電気・ガス」においても6~8割の人が実に多種多様な省エネ対策を行い、生活を切り詰めているようすがうかがえる(【発表リリース】)。

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今調査は3月12日から13日の間にインターネットリサーチ形式で行なわれたもので、調査対象地域は1都3県。対象は20~59歳の主婦。年齢階層は20~50代まで各10年ごとに均等割り当て。サンプル数は516。

調査結果は昨今の物価上昇をテーマに、いかに実生活に影響が生じているかが分かる内容となっている。ざっと目を通しても

・物価上昇が生活に影響があると考えている人……95%
・値上げを実感している商品……ガソリン、パン、ティッシュやトレペなど
・電気、ガスの値上げが生活に影響がある……89%・92%
・省エネ対策の理由……光熱費節約93%、地球温暖化防止60%など
・省エネ対策を行なわない理由……やり方が分からない57%


などという結果が出ている。節約はできても無くす事は出来ないインフラの面での値上げは、生活に与える影響が極めて大きく、その反響の大きさが数字の高さにも見えている。また「省エネのやり方が分からない」という意見は【環境問題、最大の課題は「何をすれば良いのか分からない」】でも同様の結果が出ており、早期にしかるべきところから「財布にも優しい省エネ」などのコピーを用いるなどした啓蒙活動が必要と思われる。

さて今調査結果では「電気もしくはガスの省エネ対策を行っている人」を対象に、「省エネ家電使用以外で」その具体的な方法について尋ねている。リストアップされたものは全部で24。経験者が語る、非常に役立つ内容ばかりなのでここに得票順にリストアップすることにする。具体的な得票率などは元リリースを参照してほしい。

・使わない部屋の電気は消す
・テレビを見ないときはこまめに消す
・冷暖房の設定温度を控え目にする
・お風呂のシャワーを出しっ放しにしない
・洗濯物はある程度ためてから、まとめて洗う
・冷蔵庫の無駄な開閉はしない
・風呂がわいたら、間隔をあけずすぐ入浴する
・冷蔵庫の設定温度を適切にする
・スイッチ付きの電源タップを使用する
・温水洗浄便座は、使わないときフタを閉める
・便座暖房の温度は低めにする
・家電製品は電源を切る際プラグを抜き待機時消費電力をカットする
・省エネタイプの蛍光灯やLEDを使用する
・冷凍した食品はなるべく自然解凍する
・エアコンのフィルターを月に1、2回は掃除する
・シャワートイレの洗浄水は、温度を低めにする
・野菜の下ごしらえには、電子レンジを使用する
・冬場は部屋の保温効果を高めるため厚手のカーテンにする
・充電式電池を使用する
・カーペットの下にアルミ素材のシートを敷き保温効果を高める
・冷蔵庫は冷気の吹き出し口をふさがないようにする
・部屋の窓に断熱シートを貼り保温効果を高める
・自家発電(太陽光)を使用する
・ソーラー式充電器を使用する


一部は新規購入などを求められるものもあるが、ほとんどは身のまわりのことがらで、ちょっと気を使えばそれこそ今日から実践できるものばかり。一つ一つは大した節約ではないだろうが、チリも積もれば山となる。

またこのような節約方法を多用していると、どうしても考え方が貧乏くさくなるからイヤだと毛嫌いする人もいるだろう。しかしかつての省エネブームと現在とでは事情が違う。今の省エネは単なる「エネルギー高」「エネルギー不足」だけでなく、「地球環境問題」をも相手にしたもの。細々としたけち臭さからの節約ではなく、自分の一挙手一投足※が地球環境を救う力になりえる。そう考えればむしろ節約は「誇りある」行為として胸をはれるに違いない。

※「一挙手一投足」……細かな動作一つ一つ、という意味だが元々は「少しだけ手を上げ足を出すほどの作業、労力」を表していた。奇しくもここでは両方の意味でも話が通るから不思議なものだ。


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(最終更新:2013/08/09)

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