花粉症に備えて・お役立ち花粉症情報提供サイトたち

2008年01月20日 12:00

スギ花粉イメージ正月休みも過ぎ、今年もクシャミや鼻水、セキ、目の痛みなど、花粉症に悩まされる時期が近づいてきた。毎年来ると分かってはいるものの、やはり嫌なものは嫌に違いない。少しでも影響を避けるために、花粉症の人はさまざまな対策を打ち、最新の花粉情報をはじめとした各種情報収集を進めていることだろう。そこで「彼ら」が本格的に到来する前に次々と立ち上がった、花粉症関連の情報提供サービスをいくつか取り上げてみることにする。

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環境省提供花粉観測システム「はなこさん」

最初に紹介するのは、環境省自らが提供する花粉観測システム、愛称【はなこさん】。関東以南に限定されているが、一時間おきにサイトを更新し、花粉飛散情報を提供している。

環境省花粉観測システム「はなこさん」
環境省花粉観測システム「はなこさん」

観測地点の花粉自動計測器のデータを逐次取得し、それをサイト上に反映していく。各観測所の観測データもダウンロードできるので、独自に分析するのにも役立つだろう(あまりそのような用途で使う人はいないだろうが……)。

掲載データが関東以南に限定されているのは、単に花粉自動計測器の設置が進んでいないため。現在も逐次配置を進め、最終的には全国の花粉飛散状況が把握できる体制を整える予定とのこと。

ちなみに今年は観測を2月1日から開始する予定。現在のところ昨年5月31日のデータが掲載されているのでご注意を。

日本気象協会「tenki.jp」

続いては日本気象協会が提供している気象情報サービス【tenki.jp】における花粉飛散情報提供サービス【花粉情報】【リリース】にもあるように、今年は1月18日から情報提供を開始している。

日本気象協会「tenki.jp」内花粉情報ページ
日本気象協会「tenki.jp」内花粉情報ページ

同サイト内ページでは各都道府県毎に、花粉の飛散情報や一週間先までの予報(一日二回更新)、実況写真レポート、動画番組などを提供する。また、気象予報士による天気と花粉の関係についての解説、医師による日常生活で実践可能な花粉症対策の解説、管理栄養士による発症を予防し症状を悪化させない食材や料理レシピの紹介なども行なっている。

ウェザーニューズ「花粉予報」と「花粉Ch.」

【ウェザーニューズ(4825)】が提供しているのは、携帯電話向けサイト【花粉情報】と、パソコン向け【花粉Ch.】【リリース】にもあるように、1月17日からサービスを開始している。

「花粉情報」(左)と「花粉Ch.」(右)
「花粉情報」(左)と「花粉Ch.」(右)

両サービスとも3時間単位での花粉飛散予測を(各県のエリア別に)24時間先まで提供する。予測には2005年から2007年までの観測データを分析した結果などを用いているという。また、携帯サイトのみの機能として各種対策の口コミ情報を募集する、花粉情報関連サイトでは一風変わったコーナーも用意されている。

東京都福祉保険局「東京都の花粉情報」

最後に紹介するのは東京都内の情報に限定されるが、都の福祉保険局が提供している【東京都の花粉情報】。「とうきょう花粉ネット」という花粉自動測定・予報システムの1時間単位の計測データや予報を確認できる。

東京都の花粉情報。右下のリンクから「とうきょう花粉ネット」にアクセスもできる。
東京都の花粉情報。右下のリンクから「とうきょう花粉ネット」にアクセスもできる。

東京都心・多摩地区における本日及び週間の花粉予報や各種花粉に関する最新情報が提供されている。花粉自動測定・予報システム「とうきょう花粉ネット」では、スギ・ヒノキ花粉それぞれについて東京都内の花粉飛散状況を静止画や動画で閲覧可能。データのダウンロードサービスも行なわれている。

なおこちらの「とうきよう花粉ネット」のデータは2月1日から更新予定。現在は2007年5月17日のデータが掲載されているので注意を要する。


一部サービスではまだ今年のデータ更新を開始していないものもあるが、すでに少量ながらもスギ・ヒノキ花粉が飛散している観測データが掲載されているところもある。【「来年は花粉が超多め」来春花粉飛散傾向発表】にもあるように今年は花粉が例年より多い可能性が高いとのことなので、これらのサイトの情報を有効に活用し、できるだけ影響を受けないような対策を打つようにしよう。

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