そもそも名前自身を知りません!? 実は知らなかったおせち料理の意味ランキング

2008年01月02日 19:00

おせち料理イメージ検索エンジンgooにおいて実施されていた【実は知らなかったおせち料理の意味ランキング】の結果発表が行われ、第一位には「トコブシ」がついた。

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おせち料理のトリビアといえば前日【おせち料理のトリビア、あなたはいくつ知ってます?】で豆知識などを納めたサイト【紀文のお正月】を紹介したばかり。その時にも「知っているようで案外知らないのが多いな」と思った人も多いだろうが、今回のランキングでは、まさに「聞いてないよ~」的なものばかりが上位についている。

そもそもおせち料理とは、年始を縁起の良い食材で祝ってこれから一年良いことがありますようにと祈る意味と、いつも働いている家事に従事する人たちもお正月くらいは休んでもらおうとばかりに、日持ちする料理を取り揃えているのが大意。元記事では「宮中行事がルーツで、昔はおせち料理こそがごちそうだった」という話もあるが、これもまた真実。今ではシンプルで素朴な料理が多いように見えるおせち料理も、当時としては非常に豪華な品揃えに見えたものである。

しかし現在では加工食品やレトルト、インスタント食品がずらりと揃い、日持ちする食品はちまたにあふれているし、食生活・食文化も大きく変化している。おせち料理の意義も薄れつつあるのが実情。元旦のラジオ番組でも「おせち料理は味が平凡で一日目はいいけど二日目以降は飽きてしまう」「元旦から回転寿司が大繁盛している」などという話がちらほら聞かれる始末。

ましてやおせち料理で使われる料理一つ一つの意味などどれくらい……と考えてはいたのだが、意味どころか「そもそもこれはおせち料理だったのか?」、果ては「これ、食べ物の名前?」というものまで登場し、正直頭を抱えてしまった。

トコブシ
トコブシ

よくよく見てみると、中には全国共通のものではなく、地域限定の、あるいは方言に近いものも多く見受けられる。それらを合わせて考えると、タイトルの「実は知らなかった」は「おせち料理に含まれていることは知っているが、意味は知らなかった」の他に「存在自身を知らなかった」「存在は知っているがおせち料理の一品だとは知らなかった」まで含まれてしまうことになる。今回のランキングは非常に広い意味での「実は知らなかった」おせち料理の意味ランキング、ということになるのだろう。

元記事の、ランキングに収められているそれぞれの食品の意味を読んでみると、昔の人たちが一つ一つに深い意味を込めておせち料理を作っていたのかが、切ないまでに分かってくる。例えば噂の「トコブシ」は節句の神饌の一つで、別名「フクダメ」。福が溜まる事を願って寄せられたのだという。漢字で書くと「床臥」「床伏」「常節」で、ミミガイ科の藻食性巻貝とのこと。あわびと違って背面の孔が6~9個空いているのが見分けるコツなのだとか。

先のラジオ番組の回答者ではないが、最近はおせち料理そのものを食べない人も多いという。自分で作ろう、というのは難しいかもしれないが、【おせち料理 用意するのは 5割強 購入するのは スーパー・デパート】にもあるように個別の料理はもちろん、おせち料理全体そのものを気軽に買うこともできるようになった。昔の人のささやかな想いに心を馳せながら、ひと口ひと口をかみしめつつ、年始を堪能するのも悪くはないだろう。

(最終更新:2013/08/18)

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