東証、金や原油など商品ETFの上場制度を3月にも実施へ

2008年01月30日 06:30

東京証券取引所は1月29日、コモディティとも呼ばれている金や原油など商品を裏づけとしたETF(上場投資信託)の上場制度を正式に整備するとし、その制度に関するパブリックコメントの受付を開始した。意見を受け付けた上で今年3月にも実施を目指す。この制度が実現すれば、商品価格に連動し現物との交換が可能なETFが上場可能となる(【発表リリース、PDF】)。

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商品ETFといえばすでに【大証で金価格連動の投資信託が8月に上場決定】で報じたように、【大阪証券取引所(8697)】(大証)が金のETF【金価格連動型上場投資信託(1328)】を上場している。しかしこれは正確には金の価格に連動する債券を組み込んだETF。現物の金に裏づけされているわけばないので、現物との交換はできない。

今回東証は、金融商品取引法及び改正信託法に基づいた、商品を信託財産とするETFを上場可能とすることで、現物との交換ができるようにした。一部報道によれば東証側ではすでに、金や金以外の貴金属、原油について、3月以降の上場検討を模索しているという。

パブリックコメントの受付は2月18日。問題が無ければ予定通り3月~4月にも、現物に裏付けられたコモディティETFが、他の一般株式や投資信託と同じように東証で取引できるようになるだろう。リスク分散という観点からも非常に興味深く、また人気が出るものと思われる。

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