大証が中国株ETF上場

2007年10月06日 12:00

株式イメージ【大阪証券取引所(8697)】は10月5日、中国の株価指数に連動するETF(上場投資信託)である「上海株式指数・上証50連動型上場投資信託」の新規上場を承認したと発表した。上場日は10月23日の予定(【発表リリースページ】)。海外の株価指数に連動するETFが日本国内の取引所に上場するのは今回がはじめてになる。

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概要書によると「上海株式指数・上証50連動型上場投資信託」は証券番号として「1309」が与えられる。銘柄略称は「上証50連動投信」。野村アセットマネジメントが管理運営する。22億円から60億円を元本とし、口数は4万から8万口。最少数を単純に割り算すると1口あたり5万円強で売買される見込み。対象となる「上証50指数」は上海市場(A株)から選ばれた50銘柄で構成された人民元ベースによるもの。これを円換算した指数に連動させたのが今回上場する「上海株式指数・上証50連動型上場投資信託」となる。

また大証では同日、日本国内に上場する時価総額が比較的小さい「小型株」を対象にして構成したETF「ラッセル野村小型コア・インデックス連動型上場投資信託」の新規上場も発表している。こちらは「1312」「RN小型コア投信」となる。こちらは10口単位で単純計算すると10口あたり12万円強の売買となる模様。

【大証で金価格連動の投資信託が8月に上場決定】にもあるように大証では金価格と連動するETFの取り扱いをはじめるなど、各種金融商品の開発と展開に力を注いでいる(ちなみに金ETFこと「金価格連動型上場投資信託・1328」は上場から2か月が経つが、金価格そのものの上昇もあり1割ほど価格が上がっている)。ETFの品揃えを拡大し、大証の独自性をアピールする狙いもあるのだろう。

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