20代は早朝にモバイルメール、ネット接続は男女で違いが!?

2007年10月02日 08:00

モバイルイメージ【Webマーケティングガイド】が9月27日に発表したデータによると、携帯電話を利用する20代の男性は早朝にメールをし、ネットへのアクセスは昼時にする割合がもっとも多いことが明らかになった。一方で同様の調査を女性に対して行なった結果ではメールの利用時間帯はほぼ同じものの、ネットへのアクセスは就寝前がもっとも多く、男女で携帯電話を使った利用状況に微妙な違いが出ていることが分かる(【男性側調査リリース】【女性側調査リリース】)。

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男性側調査においては20代男性のモバイルユーザー300人を対象にしている。職業比は社会人46.9%、学生37.3%、パート・アルバイト10.7%など。女性もほぼ同等(職業比に関する資料は提示されていない)。

メールをするのは男女とも早朝、お昼時が一番

男女それぞれで、携帯電話を用いてメールをする時間帯についてたずねたところ、次のような結果が出ている。

男性・メールをする時間帯(携帯経由)
男性・メールをする時間帯(携帯経由)
女性・メールをする時間帯(携帯経由)
女性・メールをする時間帯(携帯経由)

男性のグラフが「%」なのに対し、女性は「絶対人数(300人に対して)」なのに注意してほしい。多少区分や割合に違いはあれど、男女共に早朝の通勤・通学時、そしてお昼休みなどの休憩時にメールを多用しているのが分かる。相手が確実に居てすぐに返事が期待できるこの時間帯に、積極的にメールを通じて知り合いと意思疎通をしているのだろう。やや女性よりも男性の方が「仕事中・授業中」が多い(女性は18人とあるが6.0%に相当する)のは気になるところ。仕事でメールを使う可能性はあるが、授業ではありえない。「ちゃんと授業を受けましょう」。

携帯電話経由のネットアクセスは男女で大きな違いが

一方、携帯電話を使ったインターネットへのアクセスでは、男女で大きな違いが見られた。

男性・インターネットをする時間帯(携帯経由)
男性・インターネットをする時間帯(携帯経由)
女性・インターネットをする時間帯(携帯経由)
女性・インターネットをする時間帯(携帯経由)

男性ではメール同様に早朝の通勤・通学時、そしてお昼休みなどの休憩時での利用が多かったのに対し、女性ではそれらの項目よりも「就寝前」、つまり寝る前の利用が圧倒的に多かった。76人という数は%になおすと25.3%で、これは男性のトップ項目「お昼休みなどの休憩中」における23.7%をも上回る値である。


自由時間のネット利用
男性はパソコン
女性は携帯電話?

男女におけるパソコンの保有率・利用率が今回の統計データには無いので直接結びつけることは難しいが、「男性よりも女性の方が、パソコンではなく携帯電話をメインにインターネットへのアクセスを行なっている」可能性が考えられる。過去の記事でも【ネットショッピング、男はパソコン・女はケータイ】【女の子に流行る「ケータイで読書」】にあるように、女性は積極的にネット上のコンテンツを携帯経由で活用しているところを見ると、その仮説もあながち的外れではないようだ。

平日では朝の忙しい時間や、仕事・学業に従事する昼間は時間の合間にしか自由時間は取れない。唯一まとまった時間が確保できるのは、夕食を終えてから就寝するまでの間。その時間帯に自分の好きな調べものをしたりゲームを楽しんだり買物をしたりなど、インターネットを使って自由時間を過ごす際、男性はパソコンを使うのに対し、女性は携帯電話を使うというライフスタイルが確立しつつあるのかもしれない。


(最終更新:2013/08/19)

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