任天堂、時価総額でトヨタに次ぐ日本第二位に躍進

2007年09月27日 06:30

株式イメージ[任天堂(7974)]の株価が堅調なことで同社の時価総額(発行総株数×株価)もうなぎのぼりに上昇している。今夏には日本国内上場企業で9位にまで躍進していたが、気が付けば9月25日の段階で[トヨタ自動車(7203)]に次日本第二位の座を占めていたことが明らかになった。

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日本国内企業の時価総額は例えばヤフーファイナンスのランキングページで閲覧できる。【この一覧を見てみると】、9月26日の終値の時点で任天堂の株価は5万9800円。発行済み株式数は1億4166万9000株なので、掛け算をして時価総額は8兆4718億0600万円。トップのトヨタ自動車23兆8600億円にははるかに及ばないが、それでも想像も出来ないような額である。

9月26日終値時点での日本国内上場企業の時価総額ベスト7。
9月26日終値時点での日本国内上場企業の時価総額ベスト7。

上位を占める他の企業もそれなりに株価は堅調なのだが、任天堂の伸びがそれだけ他の企業を抜きん出ているというのが、昨今の任天堂における時価総額の上昇・順位アップの主要因といえる。

もちろんこの「株価上昇」には、ニンテンドーDSやWiiなど主力製品の成功、さらには今後への期待が反映されている。さらに今後年末商戦をひかえ、さらにこれら娯楽商品のセールスが期待できることから、株価もその売上を先行している部分もあるのだろう。

なお厳密には三菱UFJフィナンシャル・グループの方が時価総額が高いのではないかと思われる。しかし同社株式は現在株式分割の準備のため取引が停止されており、現在リストには計上されていない。そのため今回のような任天堂の第二位躍進という結果になったともいえる。

ただし今後三菱UFJフィナンシャル・グループが取引を再開しても、任天堂の株価が上昇を続ければ、「本当の意味」での第二位の座につくのは容易に想像が出来る。それがいつになるのか、任天堂の株式のフォルダーはもちろん、任天堂のファン、ゲームファンにも気になるところだろう。


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