ローソン、サテライト店舗の展開と「以前から非24時間制を導入」と説明

2007年08月04日 12:00

ローソンイメージ[ローソン(2651)]は8月3日、出店方法の一つとして「サテライト店舗」を展開していることや、「現在営業している店舗の24時間営業の原則を見直す」ことはなく、サテライト店舗などですでに非24時間営業の通常店舗を展開済みであることを発表した(【発表リリース】)

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リリースによると「サテライト店舗」とは「サテライト」の日本語訳「衛星」からも分かるように(「衛星」の対にあたる「本星」=「通常形式の店舗」と比べて)「店舗面積や営業時間に柔軟性を持たせた小型店舗」。従来のコンビニエンスストアの出店基準より店舗商圏内の購買力が低く、これまで出店できなかった立地への出店を可能とさせる。この「サテライト店舗」の仕組みの導入で、コンビニが持つ利便性を、より多くの店に提供することが可能となった。

例えるなら「日本各地に警察署(通常形式の店舗)を設置するのは難しいが交番(サテライト店舗)ならあちこちに設置でき、サービス可能なエリアを増やせる」というところか。

ローソンのサテライト店舗は2006年2月に北海道の病院内店舗を皮切りに、企業や大学、病院、さらには社員寮や工場内など33店舗が営業中だという。なおサテライト店舗の運営・管理は独自管理ではなく、近隣の「母店」が行なっている。手間は増えるが収益増につながるとのこと。

さらにこの「テナント方式」を活用し、通常店舗が(商用エリア内の集客力が不足しているなどで)閉店した跡地で、地域に合ったテナントを併設した小型店を実験的に展開中とのこと(4店舗)。

また「24時間営業の見直し」についても今回言及されている。それによれば「今サテライト店舗の営業時間は商圏の性質上フレキシブルであり、通常店舗の『24時間営業の原則を見直す』ものではない」としている。また、立地によりこれまでも非24時間営業の通常店舗を展開している(2006年度で24時間営業店舗は98.2%。つまり1.8%は「非」24時間営業ということになる)。例えば工場内店舗の場合には工場が稼動している間のみの営業となるわけだから、24時間営業でなくとも当然といえよう。

24時間営業云々については【2年前に朝日新聞などが】「加盟店オーナーの中に高齢化して『体力的に辛い』という声が強まっていることが背景にある」という理由から2007年にも一部店舗で24時間フル営業体制を取りやめると伝えている。この報の際には「寒冷地・冬季の深夜営業を取りやめるなど店舗の状況に合った方向で進めていくとしている」という説明があったが、恐らくは「(場合によっては通常形式店舗の撤収と)サテライト店舗の展開」が、これに該当するのだろう。

主に顧客単価の減少で小売全体の売り上げが漸減的に低下しており、各コンビニともいかに採算性を確保するかで頭を悩ませている。地域のニーズに合致した、それでいて不必要な・必要性の低い要素は取り払って必要最小限の要素のみで構成する柔軟性を持ちうる「サテライト店舗」の展開は、やり方次第では新しいビジネスの先駆けになるかもしれない。

(最終更新:2013/08/20)

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