サンプラス、うつ病対策携帯電話ソフト「You-e(結い)」を9月から販売

2007年07月31日 08:00

医療イメージソフト開発の【サンプラス】は9月から、企業内でのうつ病対策用カウンセリング向けソフト「You-e(結い)」を発売する。企業内の産業医(一定規模以上の企業に設置を義務付けられている、企業専属の医者)やカウンセラーと従業員間の電子メールによるやり取りを簡易化し、それぞれが個別に、送信・受信者だけが閲覧可能な掲示板を設置して相談の場を設けようというもの(【説明ページ】)。

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元々「You-e」はアンケートの調査側と回等側を一対一で結びつけて、顧客に個別サポートを行うなど、掲示板と電子メールの特徴を併せ持ったシステムを提供しようというもの。中小規模の企業で、きめ細やかなサポートを行いたい場合に用いられる。

その特性を活かし、送信側を「産業医・カウンセラー」、受信側を各社員として、産業医などが従業員にメールを送信。社員の心の悩みなどの相談に乗るシステムを提供する。

You-e(結い)によるうつ病のカウンセリングサポートのようす。
You-e(結い)によるうつ病のカウンセリングサポートのようす。

社員は産業医から受け取ったメールのアドレスをクリックすることで、個別(他の社員には見えない)掲示板が立ち上がり、産業医と別途話しあい、相談をすることができる。うつ病の傾向を早期に発見して、休業などのリスクを事前に見つけ出し対策を取るのが狙い。また、カウンセリング・医務室への入退室を気にせず、悩みの相談をいつでも個々に行える。

うつ病は本人はもちろん、周囲や所属する団体にも大きな負担となる。カウンセラーなどがその傾向に気づき、対処を施し、悪化を防げればそれにこしたことはない。「You-e」のようなツールを使いこなすのはもちろんだが、包容力を持つ体制の整備と、理解が必要となるだろう。


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