大学生でも「携帯電話料金は親負担」は6割

2007年07月31日 12:30

モバイルイメージ【Japan.Internet.com】の調査によると、携帯電話を持つ大学生のうち、その電話料金を自分で支払わずに親が負担している割合は6割強に達することが明らかになった。また、携帯電話そのものは小学校高学年から持たせているとの結果も出たようだ。

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今調査は30代から50代の子どもがいる既婚男女330人を対象としたもので対して、今項目はそのうち「現在も扶養している子どもがいる」と回答した233人に対してのもの。

レポートでは「幼児や小学校低学年の子どもに携帯電話を持たせているユーザーもわずかに存在するが、本格的に持たせるのは、小学校高学年からのようだ」とだけ説明され具体的なデータは提示されていないが、代わりに中学・高校・大学それぞれの子どもを持つ調査対象において、その子どもの携帯電話料金を誰が負担しているのかに関する答えが掲示されている(ちなみに【小中学生への携帯電話の普及度急速に高まる、小学校高学年で24.1%】にもあるように、厚生労働省の調査によると小学校高学年における携帯電話の普及率は2割強)。

「そもそもその年齢の子どもは居ない」という回答が多く見づらいデータなので、「対象年齢の子どもがいて携帯電話を保有している」回答者に限定した上で、その中で「本人負担」「親」の2項目がどのくらいの割合を示すのかを再計算してみる。

●携帯電話の電話料金は誰が払うか

■中学生
・親が負担……96.9%
・本人が負担……0.0%
・その他……3.1%

■高校生
・親が負担……84.9%
・本人が負担……2.1%
・その他……13.0%

■大学生
・親が負担……64.0%
・本人が負担……22.8%
・その他……13.2%


お小遣いの中からやりくりして携帯電話料金を支払っているのだろうか、2.1%とわずかではあるが、高校から本人負担という人がいるのも意味驚き。あるいはバイト料から工面しているのだろうか。高校でもバイトを許可しているところが増えていることを考えると、十分ありうる話ではある。それでも負担はかなりの額になるはず。「親が払ってくれるのならそれに甘えましょう♪」と考えている子どもが多いのも仕方がない(その分家計の負担は増えることになるが)。

実家通いの大学生でも
携帯電話の料金を
本人が負担しているのは
22.8%に過ぎない

一方大学生の場合、本人負担は22.8%と大幅に増えるが、それでも6割以上が「料金は親任せ」となっている。今回の調査は「扶養している子どもがいる」、つまり自宅から通学している大学生の子どもが居る親が対象なので、一人暮らしをしている大学生よりは金銭的余裕があるはず。それでもなお、大学生でも「携帯電話料金は親任せ」というパターンが多いようだ。

ただし、実家から通学している理由が「バイトをする余裕があまりない学科(例えば理工学部の専門学科など)で学んでいるから」だった場合、自由に出来るお金は相変わらずお小遣いだけとなるので、「実家通いの大学生」=「金銭的余裕がある」とは言い切れない。その点は考慮する必要があるだろう。

携帯電話料金を親に支払ってもらっているのなら「いくら使おうが気にしない」と使いたい放題にネットで楽しんだり通話することのないようにしよう。翌月に支払が多すぎて親にしかられたり携帯電話を取り上げられてからでは遅すぎるのだから(笑)。また、定額制を活用するのも一つの手だろう。


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(最終更新:2013/08/20)

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