SBI、PTSの認可取得・夜間取引「ジャパンネクストPTS」もまもなくスタートへ

2007年06月28日 19:30

株式イメージ【SBIホールディングス(8473)】は6月28日、同社とザ・ゴールドマン・サックス・グループ・インクが半分ずつ出資しているSBIジャパンネクスト証券が、6月27日付けで私設取引システム(Proprietary Trading System、PTS)の運営業務に関する内閣総理大臣の認可を受けたと発表した。今後【SBIイー・トレード証券(8701)】などネット証券数社との試験を経て、夜間取引を開始することになる(発表リリース)。

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今回のリリースで明らかになった、SBIジャパンネクストによるPTSを使った夜間取引「ジャパンネクストPTS」の概要は次の通り。

取扱銘柄:国内証券取引所に上場する銘柄のうちSBIが指定する銘柄
(約4000銘柄、ただし、当初はある程度絞る予定)

取引時間:毎営業日の午後7時から午後11時50分まで(午後7時から注文受付を開始するとともに取引を開始し、取引は午後11時50分まで継続的に行う)

注文の種類:指値注文のみ(成行きはなし)

売買価格の決定方法:顧客注文対当方式(顧客から受付けた指値注文は、価格優先及び時間優先の原則に従い取り扱われ、顧客の提示した指値が、取引の相手方となる他の顧客の提示した指値と一致する場合に、その指値を用いて売買を成立させる)

約定日及び決済日:売買取引が成立した日を約定日とし、約定日から起算して5営業日目に決済を行う。但し配当落ちまたは権利落ちとして定める期日の売買については、当該約定日から起算して6営業日目に決済を行なう。


成行き注文がないことや昼間取引と比べて決済日が異なるなど、多少の違いはあるが、昼間取引と似たような感覚で売買が出来ると思われる。

すでに【SBI(8473)、100%出資によるPTS運用会社を設立と正式発表・夜間取引は来年初めから】にもあるように、PTSの元での夜間取引への動きは昨年来から行われていた。PTSを用いた夜間取引は【カブドットコム証券(8703)】が先行して行っているが、協力証券会社(=取引参加者)が少ないこともあり、売買は低迷が続いている。

今回開設を表明したジャパンネクストPTSでは、接続する証券会社について具体名が挙げられているのはSBI傘下のイー・トレード証券のみだが、他にも「ネット証券数社」と記述されている。これは【SBIとネット証券5社、夜間取引市場を今年中に設置へ】でもお伝えしているように、『楽天証券』、【オリックス証券】【GMOインターネット証券】だと推測される。これら多数の証券会社がジャパンネクストPTSを用いて夜間取引を行うとなれば、カブドットコム証券の夜間取引で問題視されている「出来高の少なさ」も改善されることだろう。

さらにリリースによると、相場情報についても日本証券業協会のウェブ「PTS Information Network」の他、クイックやロイター・ジャパンを経由した情報が配信されるとのこと。

現段階ではすでに関係各社とのシステム接続の準備が進められていて、現在はシステムテストや業務プロセスの確認作業が行われているとのこと。いわく「その準備が終わり次第、当認可のもと夜間におけるPTS取引「ジャパンネクストPTS」を開始する予定です」ということなので、ことがうまく進めば今夏にでも本格的な夜間取引が該当ネット証券会社でスタートすることになるだろう。

当初の2007年2月スタートからは現状で約半年遅れの状態だが、ようやく火蓋が切って落とされることになる、複数証券会社によるPTSでの夜間取引。市場展開にどのような影響を及ぼすのかをあわせ、今後の動きを注意深く見守り、期待したいところだ。


(最終更新:2013/09/02)

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