ニュース集約サイト「47NEWS」軽量化などのリニューアル

2007年06月04日 06:30

47ニュースイメージ全国52新聞社と共同通信社が共同して運営している総合ニュースサイト47NEWS(よんななニュース)が6月1日から内容やデザインをリニューアルし、速報や生ニュースの提供体制を強化していることが明らかになった(【発表リリース掲載ページ】)

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「47NEWS」は各地方新聞社のニュースサイトの情報集合体としてスタートし、全国のニュースを網羅するニュースポータルサイト的な位置づけとなるよう目指して運営が行われていた。しかし「全国のニュースを網羅する」という大義名分を前面に押し出しすぎたせいもありトップページなどのボリュームが大きすぎ、表示が重い、ニュースが多すぎて読みづらいなど、本末転倒的なところも見受けられた。

今回のリニューアルではトップページで「現在のトップニュース」「(47NEWSの内部)最新ニュース」「(地方新聞社の外部)厳選ニュース」の3項目に分けて最新ニュースのタイトルを表示させると共に、「写真」「動画」「日本地図を利用した地域別全国ニュース」などをダイジェスト的に表示。全体像としては以前のスタイルと比べると随分シンプルなデザインになっている。

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リニューアルした47NEWSトップページ。動的要素(Flashが主に使われている)を多分に導入することで、見た目のシンプルさ・使いやすさが向上している。

実際各ページを選択してニュースを表示しても、以前のデザインと比べると展開スピードが高速化しているのも分かる。名実共に「読みやすく」なっていることは間違いない。

さらに今後、「参院選」「高校野球」「新商品・新技術」(全国の中小企業の新商品や光る技を紹介) 「テクテクJapan」(各地の隠れた名所を紹介)「安全・安心」(災害から悪徳商法まで人の安全にかかわるニュースや情報を集約)などの新コーナーを創設し展開していくという。

リリースによると今回のリニューアルでは、「速報態勢の構築」「特集記事の集約化」「エンタメ情報の拡充」「操作性の向上」の4本の柱で利便性を拡充するべく手を加えたとのこと。

運営主体の全国新聞ネットの林憲一郎社長は「全国52新聞社のネットワークを活かして、どこよりもニュースが早く、中身の濃い総合ニュースサイトを目指す」とコメントしている。

正直これまでのレイアウトや操作性、記事構成では非常に読みにくく、「47NEWS」は巡回対象から外していた。しかし今回のリニューアル後の姿を見る限り、非常に読みやすくなり、巡回対象に加えても良いと思えるほどの好感触を受けた。あとは他のニュースポータルサイトでよく見受けられるような、利用者ごとのデザインカスタム機能を提供できるようになれば、さらにその魅力もアップすることだろう。


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(最終更新:2013/08/20)

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