Segway警察版、ニューヨーク市警察が今夏から採用

2007年05月19日 19:30

Segway警察版イメージ正式発表前は「ジンジャー」という名前で各界の著名人に「正規の大発明」としてもてはやされたセグウェイ(Segway Personal Transporter)が今夏からアメリカ・ニューヨーク市警察に正式採用されることになった(発表リリース)。5月16日にセグウェイ社が発表したもので、警察仕様版「Segway i2 Police」を10代購入したとのこと。これらはセントラルパークやコニーアイランドなどの都市公園や海岸沿線でのパトロールに使われるという。

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Segway警察版イメージ今回導入されたセグウェイは、ニューヨーク市では最初の導入となる。セグウェイ社側ではニューヨーク市警察が導入したことについて「Segway i2 Policeモデルを用いることにより、同警察部隊は燃料の節約が可能となるだけでなく、都市内における出動件数が多い地域での機動性を高め、都市の安全確保に寄与することでしょう」と述べている。

警察版のセグウェイはすでに400以上の警察や警備機関において、都市部や空港、公園、学校などでこの「Segway i2 Police」が導入されている。シカゴ警察では50台もの同タイプを導入し、アメリカ国外でも鉄道会社が警備用に75台も導入しているとのこと。

セグウェイは歩きの数倍の速度で移動できるだけでなく、バイクや自転車よりも柔軟性・機動力に富み、メンテナンスも簡単、屋内外両用であることに加え、その大きさや操縦性、そして電池駆動によることで二酸化炭素排出量も少ないことから、特に警備部門で注目されている。

写真を見ると警察のマークがハンドル下部に大きく描かれ、主軸の部分にはPOLICE(警察)の文字が描かれているのが分かる。【Youtubeにはセグウェイ社制作の警察版セグウェイのプロモーションビデオが公開されている】(【ニュースインタビューの動画】)が、これを見る限りパトカーや警察用バイクのようにサイレンを鳴らす機能はないようだ。それを差し引いてもなかなかに格好良く、また便利そうに見える。

「NYPD」などの略称を持ち映画などにもよく登場するニューヨーク市警察。「セグウェイ・パトロール隊」は日本人もよく知っている同警察の、今後の名物、あるいは特徴の一つになるかもしれない。また、この報道を聞けば似たような環境下にある東京でも石原都知事あたりが興味を持ち、(条例などの整備が必要になるものの)導入を検討する……と面白いのだが。あるいは幕張メッセや東京ディズニーランドあたりもよいかもしれない。


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