ローソン全店で「エディ」「クイックペイ」の利用が可能に

2007年05月15日 08:00

時節イメージ[ローソン(2651)]は5月14日、電子マネー(携帯クレジット)のうち「QUICPay(クイックペイ)」を7月中旬から、「Edy(エディ)」を8月下旬から、全店舗で利用できるようにすると発表した(【発表リリース】)。ローソンではすでに「iD(アイディ)」が使用可能なので、これで夏以降は3タイプの携帯クレジットが使えるようになる。

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「クイックペイ」はジェーシービーなどが、「エディ」は【ソニー(6758)】系列のビットワレットが推奨している電子マネー。それぞれを7月中旬・8月下旬からローソン・ナチュラルローソン全店舗(8483店舗、4月末現在)で使えるようにする。これで3月から開始している、【NTTドコモ(9437)】などの携帯クレジット「iD」と合わせて3種類の電子マネー・携帯クレジットが使えるようになる。特に「エディ」では秋以降はローソン店頭でチャージも可能になるとのこと。

リリースでは「今後もできる限り様々な電子決済サービスを導入し、お客様がより便利により簡単にご利用いただけるようサービスを提供していく予定です」と説明されている。実際にローソンではすでに【イオン(8267)】の独自企画である「WAON(ワオン)」への対応も表明しており、これが実際にはいつになるのかが気になるところ。

電子マネーは各社が独自の規格を次々に打ち出し勢力争いの状況を呈している。利用者側からすれば「どれを使えばいいのか分からない」「携帯電話に登録する電子マネーの数が増えていくだけ」「電子マネー収集家じゃないんだから……」と頭を抱える状況に陥っている。さらに今回のように、一つの場所で複数の電子マネーが使えるようになると、「ここで電子マネーを使った場合、どの電子マネーで支払いをすることになるのだろう」という疑問もわいてくることだろう。

規格の多様化による競争とサービスの促進、独自性と発想力の展開による技術の進歩はありがたい話。だが、レジ横に多数の電子マネー読み取り装置が並ぶようになったり、携帯電話の電子マネーが「ポケモン」のモンスター一覧と似たような形になることだけは避けて欲しいものだ。


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