小学校5年生のゲーム機保有率は92%・携帯ゲームとテレビゲームの両方保有も過半数

2007年05月19日 12:00

ゲームイメージ【埼玉新聞】の報によると、【日本PTA全国協議会】は5月16日、小学5年生と中学2年生、およびその保護者を対象に行ったゲームに関するアンケート調査の結果を発表した。その調査結果によれば、小学5年生がテレビゲーム機あるいは携帯型ゲーム機のいずれかを持っている割合は92%に達し、56%は両方を持っているなど、ゲームに対する興味関心が深いことが明らかになった。

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今調査は2006年11月に、全国の小学5年生と中学2年生各2400人、そしてその保護者を対象に実施したもので、回収率は79%だったという。その調査によれば、テレビゲームと携帯型ゲーム機の「両方とも持っていない」との回答は小学5年生で8%、中学2年生で13%。逆に考えれば小学5年生で「何らかのゲーム機を持っている」のは92%、中学2年生なら87%ということになる。また、小学生の方が携帯ゲーム機を持っている率が高かった。

元記事には他にも「小学5年生では毎日30分~1時間未満、休日は1~2時間ゲームに費やす人がもっと多い」「一日3時間以上ゲームに没頭する子どももいる」「ゲームのプレイ時間に制限を設ける家庭が増えている」「親が思っている以上に子どもは年齢制限の対象を超えたゲームをプレイしている」などの結果が明らかにされている。日本PTA全国協議会のサイトには今回の発表に関するプレスリリースなどが掲載されておらず、詳細を知ることができないのが非常に残念。

似たような話では【幼稚園児・小中学生の80.5%が携帯ゲーム機を持っている】にもあるように、幼稚園児・小中学生の8割が携帯ゲームを持っているという調査結果が出ている。また、ゲームの年齢制限(レーティング)について親が思っている以上に子どもがそのルールを守らずにプレイしている様子はアメリカにおいても変わるところが無い(【アメリカでは8.5%の子どもが「ゲーム中毒」】)。

日本国内におけるゲームの市場規模は1兆円を超え、ニンテンドーDSやWiiに代表されるように単なるゲーム機としてではなく、デジタル端末としての様相を帯びる機種も多数登場するようになった。ネットとの接続が標準化されるにつれ、その傾向はますます強まり、浸透度も今後さらに高まることが容易に想像される。

大人ですら夢中になるのだから、子どもが熱中してしまうのはごく当たり前のこと。いかに注意をして度が過ぎないよう気をつけたり、むしろ活用して一般生活にプラスとなるような誘導をするかが、大人に課せられた「宿題」といえるだろう。


(最終更新:2013/08/21)

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