インド海軍が空母3隻体制に・うち2隻は国産

2007年05月20日 12:00

インド国産空母イメージ【Domain-b】など海外メディアが伝えるところによると、インドの国防大臣AK Antony氏は2017年までに3隻めの航空母艦(空母)を導入することを公式に明らかにした。

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現在インド海軍が唯一保有している唯一の空母Viraatは2012年に退役が予定されている。そのため、現在ロシアから空母Admiral Gorshkov(元キエフ級)を購入してVikramadityaとして2008年までに就役を予定している(一部報道では2010年まで遅れる、ともある)。この空母には18機のMiG-29Kを搭載し運用する予定。


ロシアから購入した空母を改装して就役予定のVikramaditya(上)と、インド初の国産空母となるモデル(下)。(下の写真は【Indian Navy】から)

さらに2012年までにはインド初の国産空母を導入する予定。そしてその空母建造の過程で得たノウハウを元に、「インド海軍3隻目となる空母の発注を行う」と国防大臣は語ったという。この3隻目の空母は2017年までに就航する予定。ただしインドでは現在のところ、軍側が希望する規模の空母を作れる造船所は一か所しかないため、国産初の空母が就航してから2番目の(インド海軍全体としては3隻めの)空母を発注するとのこと。

これらインド海軍の増強の背景には、中国が海軍力を増強し、特に空母の増設などに注力していることがあると見られている。しかし両者ともロシア(旧ソ連)空母を買い取って改装したり、自前の空母建造にしてもロシア製空母の設計思想を参考にしているなど、はた目から見れば「ロシア製空母同士の争い」に見えなくもない。不毛といえば不毛である(笑)。


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(最終更新:2013/08/21)

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