リリースによると主原料の植物油脂の価格上昇が続いていたが、これまでは合理化や効率化でなんとか対応してきたものの、昨今では食用油の高騰が続き、過去五年間で価格は4割増に。企業努力の範囲を超えるレベルに達したたま、1990年以来17年ぶりに、家庭用・業務用のマヨネーズやマヨネーズタイプ製品における、味の素からの出荷価格を引き上げることになったという。

価格改定対象は、家庭用製品では「ピュアセレクト マヨネーズ」シリーズ、「ピュアセレクト ハーフ」シリーズ、「ピュアセレクト スーパーローカロリー　カロリー70％カット」「味の素KK　ポテマヨ」。なお「ピュアセレクト　サラリア」、油脂原料がべに花油の「ピュアセレクト べに花マヨネーズ」は価格を据え置きするとのこと。

バイオエタノールの影響がここにも及んだか、と思わせるリリースだが、その一方で17年間も出荷価格が据え置かれていたことにも驚かざるを得ない。

少なくともここ数年は原材料の食用油や燃料の原油などが値下がりする可能性はなく、今後同業他社でも追随の値上げが行われる可能性は十分にあると見た方が良いだろう。

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