ホーム>時節2007>
キユーピー、17年ぶりにマヨネーズ値上げ・バイオエタノール普及の影響

2007年05月09日

キユーピー、17年ぶりにマヨネーズ値上げ・バイオエタノール普及の影響

2007年05月09日 06:30

スポンサードリンク



とうもろこしイメージマヨネーズメーカー大手の【キユーピー(2809)】は5月8日、6月1日出荷分からマヨネーズやマヨネーズタイプの価格を改定し、17年ぶりに値上げすることを発表した(【発表リリース】)。バイオエタノールの急速な普及による食用油の高騰が原因。

リリースによると家庭用や業務用のマヨネーズは10%程度、ハーフなど食用油の含有量が半分程度の健康訴求タイプは約6%、価格を値上げすることになる(例えば家庭用500グラムタイプのマヨネーズなら、現行319円が350円程度になる)。

今回の値上げについてキユーピーでは、世界的に需要が急増している菜種(なたね)やとうもろこしなどの原材料の価格高騰が原因で食用油が急騰、1995年と比べると50%以上の値上げが行われており、現行水準での価格維持が難しくなったから、としている。

また食用油最大手の【日清オイリオグループ(2602)】でもバイオエタノール関係で材料となる菜種などの価格が急騰、商品の値上げを小売側に要請している。

今回の食用油関係の相次ぐ値上げは、【ジュースの値上げ、非遺伝子組み換え食品の調達難~バイオエタノールの功罪】でもお伝えしたように、バイオエタノールの需要急増によるとうもろこしやさとうきびの価格高騰だけでなく、それを見込んだ農家の転作(他の農作物の栽培をやめて高値で売れるとうもろこしなどを栽培する)によるもの。アメリカではすでに食用とうもろこしの2倍のとうもろこしがバイオエタノール向けとなり、今後5倍にまでその割合は増える予定とも報じられている。

そのアメリカでは(とうもろこしの増産には限界があるとして)繁殖力が強く精製効率の良い「スイッチグラス」なる雑草をバイオエタノールの材料にしようという計画が進んでいる。とはいえ、今後もエネルギー消費量の増加ととうもろこしなどの価格高騰、それにともなう「関連商品の値上げ」には続きそうである。


■関連記事:
【ジュースの値上げ、非遺伝子組み換え食品の調達難~バイオエタノールの功罪】


スポンサードリンク



これらの書籍が参考になります

トラックバックURL

TB URL:

ご意見・ご感想は

【一言掲示板】への書き込みか、【管理人へのメール】でお願いします。

 
(C)JGNN|このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ