2007年04月07日
アメリカの富の象徴「ハーシーチョコ」が経営ピンチに
【産経新聞】によると、アメリカの代表的チョコレート会社【ハーシー(Hershey)】が業績不振に直面、大規模なリストラの必要に迫られるなど経営危機に陥っているという。王者の風格を守り通そうとしたがゆえの状況だとのこと。
元記事にもあるように、ハーシーのチョコは太平洋戦争直後に進駐してきたアメリカ軍兵士が、お腹をすかせた子どもたちに配ったものとして日本人にとっては印象深い。今にいたるも「アメリカの富の象徴」の一つが、このハーシーチョコ。
歴史的には100年以上もの老舗である(1894年設立)であるこのハーシーも、現在では競争激化によって業績は低迷。2月には全従業員の11%・1500人の大規模なリストラを発表した。これに対して地元住民は猛反発、【The Charlatan】によると地元の大学の学生や教授らが「リストラは直接従業員の生活に影響を与えるだけでなく、地域の経済やその地域に住む住民、生徒たちにも良い影響をもたらさない」とし、ハーシー製品の不買運動を行う動きまで出ている。
同社はひたすらチョコレート一筋で商品開発を続けてきたために、小回りが聞かず、収益悪化をもたらすことになったと元記事では分析している。また、【最新の報道(PACIFIC BUSINESS NEWS)】では主力商品(全体の売り上げの1/3を占める)の5%前後の値上げを決定し、再び話題を呼んでいる。
老舗の企業がそのスタイルを頑なに守り通し、その影響で経営不振になるという話は世界共通のようだ。とはいえ、愚直も美徳であり成功のための方程式であることもまた事実。必要なのはどの点を守り抜き、どの点を状況にあわせて、あるいはニーズに耳を傾けて変えていくかという、臨機応変さなのだろう。
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