ちょっとした変化で新しい自分を生み出す4か条・「たった5分間で自分を変える方法」を手に入れて(3)

2007年04月29日 19:30

前々回【身の回りから変えてみる6か条・「たった5分間で自分を変える方法」を手に入れて(1)】と前回【身の回りから変えてみる6か条・「たった5分間で自分を変える方法」を手に入れて(1)】の二度目にわたり、『キッパリ! たった5分間で自分を変える方法』を元にした「自分を変える」解説を30%は自爆ネタ、40%は書いている当方自身に言い聞かせる形で、そして50%は読者の方々に知らしめる形で(まて、100%超えているぞ)お伝えした「キッパリ!」シリーズ。第三弾。「頭の中から、変えてみる!」項目のパート2として紹介するのは、次の4項目。なお今回からある程度間引いて紹介・解説・独自の説明をすることになるので、全部を知りたい人や原本の「正しい」解説を読みたい人はお買い求めを。

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今回紹介する4項目は、どちらかというと「ポジティブシンキング」というより「生活の知恵」的方向性が強い。その一方、「なるほど!」と思わせる発想法もあり、色々当方も調べ物をして追加情報を盛り込んでみる。

・食べたものを、書きとめておく。
・口癖を変えてみる。
・迷った時は、勇気がいるほうを選ぶ。
・一人、お店でごはんを食べる。


それぞれ順を追って見てみることにしよう。

食べたものを、書きとめておく。

食事をメモするイメージ原本ではこの項目の解説を「食事を記録に残しておくと、その食事内容に連動して当時の記憶もよみがえってくる。逆に考えれば、食事と出来事が連動して記憶されている」としている。つまり食事をメモしておけば、その食事リストから過去の記憶を「連動して発掘」し記憶を掘り起こしてくれるというあん配だ。

これは記憶のテクニックの一つとしてよく知られている方法。名司会者のタモリ氏は記憶力に大変長けていることでも有名だが、氏が何か物事を記憶する際には色々な既知のものに「フックをかけるようにリンクさせて」覚えていくという。語呂合わせでもムリな洒落でもなんでもよく、すでによく知っていることにあわせて頭の中に叩き込むことで、いもづる式に思い出せるのだという。

今件もまさにその手法で、「既知のもの」を食事としてメモをし、それにさまざまな物事の記憶を結びつけて覚えていくというものだ。

また方向性はまったく別だが【[はじめに]自分の食生活を見つめ直してみる】でも説明したように、ダイエットをしていたり食生活の管理をしたい人にも「食事を書きとめる」ことはきわめて有効。普段使っている手帳やスケジューラーに、今日からでも早速「食事メモ」を書き始めよう。

口癖を変えてみる。

「まだ半分も残ってる」と
「もう半分も片付いた」
仕事の最中で振り返った時、
どちらがやる気が出る?

これはまさに「キッパリ!」に共通する、ポジティブシンキングな手法。脳はだまされやすいから、自分の脳を思い通りに「だます」ため、ポジティブに、プラス思考に考える。そのもっとも簡単な方法は、自分の口から出す言葉で自分の脳をだますこと。要は「プラス思考的な表現で口癖をつける」というものだ。

つい最近、コップに水が半分入っている状況を指して「もう半分しかない」と表現するか「まだ半分ある」と表現するか、という話が話題になった。これが代表的な例といえる。言葉の意味や表現している内容は同一だが、印象や表現の仕方で、見方・考え方、そして脳のとらえ方は随分変わってくる。「キッパリ!」でも、「日本人は『~しなかったら、~できないよ』と二重の否定をしがち」と戒めている。

それを変えるだけで、随分と自分をよくすることができるのだという。例えば「一日三食食べないと健康になれないよ」と「一日三食食べれば健康になるよ」とでは、どちらが健康になれそうだろうか。また、どちらを言われれば食事をしっかりととるようになるだろうか。少なくとも強制的な効力云々を別にすれば、後者の方が積極的に食生活を改善したくなりそうな気分にはなれる。

発想の転換でもあり、自己啓発系のセミナーの科目内容のようでもあるが、ともあれ効果はある。どんな表現をしたところで事実は変わらない。だから、どうせならよい表現で、自分がプラスに行くような言い回しで、言葉をつむいでいこう。

迷った時は、勇気がいるほうを選ぶ。

選択肢はいつ何時でも現れる。夕食を外食にしようか自炊にしようか、傘を持っていこうか持たずにいこうか、メールの返事をすぐに済ませようか明日まとめてやろうか、などのような日常茶飯事なことから、仕事や人生の上での重大な分岐点においてまで、さまざまな場でやってくる。

そのような時に「キッパリ!」では「勇気がいるほうを選ぶように」と指導している。大抵において「勇気が要らないほう」というのは、「逃げ」の選択肢でしかない。無茶無謀になれ、というわけではないが、「できるかも、やれるかも」という選択肢があるのにそれをしないでおいて、後になって「やっぱりあの時やっておけば良かった」と思いたくはないものだ。「やれるかも」と思い、もう一つの選択肢が単なる逃げだった場合、やった方がよいことが多い。

もし少しでも今の自分の姿に後悔していたら、それは「勇気を出し惜しみしてきた結果」だと考えてみよう。

一人、お店でごはんを食べる。

お店でごはんを食べるイメージ家族を持つ人や、実家住まいの人は、自宅でも会社(あるいは学校)でも、大勢の人に囲まれて食事をする場合がほとんどのはず。最近は家族みんなで食事を採る機会が少ないという話もあるが、それでも学校や会社でのお昼ごはんはそれなりに他人と共に食することだろう。

この項目では「自分ひとりで自分のペースで食事をとることで、気分転換ができ、考え事に勤しむことができる」と元本では説明している。特に「一人で食べ物屋に入れない」というちょっと小心者の人には、ぜひとも挑戦して孤独を楽しんで欲しいとのこと。

日常生活では繰り返しの行動でしかない食事も、たまにはいつもと違った環境で時を過ごすことによって、生活にメリハリがつくというものだ。


以下蛇足になるが最後の項目で、例えば当方のような独り者の場合、むしろ一人、お店でご飯を食べる方が日常茶飯事となる。当方に限っていえば、退院後は「お店で食べる」という方が稀有な例になってしまった。

最近では幸いにも無茶をしなければ、時々ならば外食も可能となり、先日も上司に連れられて【しゃぶしゃぶ温野菜】という素敵なしゃぶしゃぶ料理を堪能した。ここでのしゃぶしゃぶの出汁には普通の昆布出汁やすきしゃぶ出汁の他に、「薬膳だし」「薬膳火鍋だし」というものも選べるのだが、この二種類を選んで真ん中で区切った鍋で出してもらうと、台湾の薬膳鍋と同じような感覚で肉や野菜をたしなむことができる。

銀座にある本場モノの台湾・薬膳鍋と比べるのは酷なものがあるが、値段やボリュームからすればむしろこちらの方が満足度が高い。「一人、お店でごはんを食べる。」という項目を読んで、「温野菜のサイトで自分の近所の店を探して、何か一つ成し遂げることがあったら、今度は一人で食べにきてもいいかな。自分へのご褒美に」と考えてもみる。

気分転換の観点からすれば、これもまた正解なのだろう。


(最終更新:2013/09/11)

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