メモピット

2007年03月03日 19:30

メモピットイメージGarbage Shot」第五十六回。今回は先に【付せん以上のメモ用品!?「メモピット」とは】で紹介した「ちょっと気になる文房具」こと両面粘着メモホルダーメモピット。記事執筆時に公式サイトを調べたところ、サンプルの受付をしていたので早速申し込みをし、実物が到着したので使い心地を試してみた次第。

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「メモピット」の発売元は【カンミ堂】。アイディア文具を開発販売している会社で、この「メモピット」もご自慢の商品の一つ。【メモピット公式サイト】もある。

メモピットは、覚え書きなどを机周辺に貼り付ける「ポストイット」や付せんの弱点を克服できる、というもの。机やモニタなど任意の場所に貼り付けるメモホルダーシールで、いわば「付せんの土台部分」。メモなどを貼り付けたい場所にあらかじめ貼っておくことで、メモ、名刺、その他ちょっとした小物をぺたぺたと貼り付けることができる。もちろん接着剤とは違うものなので、付せんのように一度貼り付けたものは簡単に取ってはがせるし、粘着力が弱くなったら水で洗えばOK。

到着したメモピット+αのサンプル一覧
到着したメモピット+αのサンプル一覧

さまざまな絵柄のものがあるが、サイズはいずれも通常の付せん程度。自身にメモを書くのではなく、細かい場所に貼り付けて土台にする用途のものなので、それほど大きくても邪魔なだけ。

使いたい場所に貼り付けて(左)、表面部分のカバーシールをはがせば準備完了(右)
使いたい場所に貼り付けて(左)、表面部分のカバーシールをはがせば準備完了(右)

使用準備もそれほど難しくない……というよりシールを貼る感覚でOK。使いたい場所にメモピットを貼りつけて、表面部分の保護シールをはがせば準備終了。あとはメモなりボタンなりクリップなりを、必要な時に貼り付ければよい。

試しにミスドの無料引換券とボタンを貼り付けてみる。ばっちり固定されて張り付いたままの状態を維持している。
試しにミスドの無料引換券とボタンを貼り付けてみる。ばっちり固定されて張り付いたままの状態を維持している。

色々な紙を貼り付けたりはがしたり、メモピット自身をあちこち装着・取りはがしをしてみたのだが、思っていた以上に使いやすい。付せんだとどうしても(先の紹介記事にあるように)いざ使いたい時に見つからなかったり、すぐに落ちてしまいメモの用をなさなかったりする。しかもメモピットなら、普段使っているメモ用紙やその他の紙切れを「ぺたっ」と貼り付けて、付せんのように覚え書きとして使うことができる。もちろん写真にあるような各種の券や名刺なども楽々固定できる。粘着力も相当なもので、自然落下もなさそう。それでいて、はがしたい時にはぴりりっとはがせて、紙などが破れて元の場所に残ってしまうようなことが無いものだから、不思議ではある。

同封されていたパンフレットによれば、A4サイズくらいの紙でも問題なく固定できるそうな。いわく「原稿ホルダーも必要ありません」とのこと。なるほど。

また、そのパンフレットの説明で初めて気がついたのだが、例えば「何か貼り付けたいけど画びょうや強い粘着力を持った台座付のフックだと、穴を空けてしまったり跡が残ってしまう」という悩み事もこのメモピットなら解決できる。鉄製でないドアにメモを貼りたい時にも役立ちそうだ。実際公式サイトを見ると、実に多種多様な使い方が利用者から寄せられているのが分かる。自分が思いも寄らなかったようなアイディアが掲載されているかもしれない。

公式サイトにもあるように、メモピットは基本的にオーダーメイドでの注文受付・販売となる。規模を問わず企業や商品ブランドの営業ツール、また趣味的なグループやサークルの販促アイテムとしても有益だろう。さらに「純粋に機能が気に入った。個人ベースで使いたい」という人のために、汎用デザインタイプの6枚セットも販売を開始している(【発表ページ】)。こちらを利用するのもアリだ。

試供品を使っていて気になったことが一つだけ。企業などのプロモーションにきわめて有効と思われるこの「メモピット」だが、利用頻度が高い人ほど宣伝効果が薄くなることが判明した。

メモピットを貼り付けた場所(上)に、実際に色々とメモを貼ってみる(下)。利用頻度が高ければ高いほど、下地のPRが出来なくなる
メモピットを貼り付けた場所(上)に、実際に色々とメモを貼ってみる(下)。利用頻度が高ければ高いほど、下地のPRが出来なくなる

写真を見ればお分かりいただけることだろう。メモ用紙や各種アイテムはメモピットの上に貼られることになる。貼られる頻度が高いと、それだけメモなどに下地が隠れてしまい、告知してほしい内容が見えなくなるのだ。付せんの場合にはメモ部分の下部か上部などにさりげなくデザインのように折り込むことで、メモと共に相手に見てもらうことができるが、メモピットの場合はそうもいかない。これが構造上どうしても解決し得ない、弱点といえば弱点なのだろう。

どこでもマグネットイメージなお、試供品としてメモピットと一緒に同封されていたのは、同社の新製品「どこでもマグネット」。こちらは「メモピット」の発展商品版といったところで、メモピットのメモ貼り付け粘着部分をまっさらにして代わりに、薄い鉄(?)を挟み込み、強力な磁石とセットにしたもの。壁など土台に貼り付ける部分の粘着面は「メモピット」と同じなので強力にくっつくし跡も残さずはがせる便利物。磁石を使うのでテレビやパソコン周辺には利用できないが、これはこれで色々と応用が利きそうだ。

(最終更新:2013/08/22)

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