付せん以上のメモ用品!?「メモピット」とは

2007年02月27日 08:00

メモピットイメージ生活をうるおわせる小ネタの宝庫【Excite Bit】に、ちょっと気になる文房具が紹介されていた。「好きなところにメモをピッと貼れる」というコピーのもので、名前をメモピットという。例えば覚え書きを書籍やキーボード、モニタや机に貼り付けるのなら「ポストイット」をはじめとする付せんがあるじゃないかと思うのだが、コンセプトが似て非なるもののようだ。

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発売元は【カンミ堂】。さまざまなアイディア文具を開発販売している会社で、この「メモピット」もご自慢の商品の一つ。【メモピット公式サイト】まで作るという気合の入れよう。

「付せん」は付せん自身にメモ書きをして好きな場所に貼り付けるもの。しかし(当方のように)付せんを多用する場合、そのものをよく紛失してしまい、いざ使いたい時に「あれ? どこにいったっけ?」と慌てふためくことがある。付せんを貼り付けたい場所は限定され、ある程度固定されている一方、付せんそのものは小さく便利ではあるが、その小ささゆえに場所を見失ってしまいがち。

また、使う場所は同じでも、貼り付けたいサイズを色々変えたい時には、そのサイズの付せんをそれぞれ用意しておく必要がある。数種類のサイズを常備するとなると、正直面倒。時には付せん以外のもの……例えばトローチとかクリップ、袋詰めにした小物を目印代わりに貼り付けたい場合には付せんは使えない。「ぺたりと貼り付け、気軽にはがせる」というアイディアがメリットとして十分活用できない。

一方この「メモピット」なら、その弱点を克服できる。「メモピット」は机やモニタなど任意の場所に貼り付けるメモホルダーシールで、いわば「付せんの土台部分」のようなもの。メモなどを貼り付けたい場所にあらかじめ貼っておくことで、メモ、名刺、その他ちょっとした小物をぺたぺたと貼り付けることができる。もちろん接着剤とは違うものなので、付せんのように一度貼り付けたものは簡単に取ってはがせるし、粘着力が弱くなったら水で洗えばOK。

公式サイトによる、メモピットの使い方と利用例。確かに付せんの類は(書籍の場所チェックではなく覚え書きとしてなら)使われる場所は比較的限定されたものになる。
公式サイトによる、メモピットの使い方と利用例。確かに付せんの類は(書籍のページチェックではなく覚え書きとしてなら)使われる場所は比較的限定されたものになる。

「どこでも持ち運んですぐに貼り付ける」という付せんの最大のメリットは無いが(あらかじめ「メモピット」自身を貼っておく必要があるため)「特定の場所」でなら貼れるものの柔軟性が極めて高くなる。公式サイトではパソコンや事務机周り、自動車や玄関、台所などでの利用方法が例示されているが、他にも例えばビデオケースや資料の整理だな、フィギュアや食玩の管理、惣菜や調味料を入れたビンのメモにも使えるだろう。

符せん同様にオリジナルのデザインが出来るのも強み。付せんに会社のロゴなどを印刷して配る営業方法はよく知られているが、この「メモピット」なら「いつもメモを貼り付けねばならない、目がよく行く場所」に貼られるため、注目度は付せんとは比較にならないほど高い。それだけに「さりげない」演出が必要になることに注意しなければならないけれども(あまりにも宣伝基調だと使ってもらえない)、使ってもらえれば効果は絶大。

メモなどの覚え書きを貼り付けたいシチュエーションでは、モニタの脇や机の上の棚、冷蔵庫など、大抵決まった場所になるというもの。場所が固定される場合には、付せんよりもこの「メモピット」の方が柔軟性が高くなるだろう。

付せん以上に「粘着面を常に空気にさらしていることになるから、メモなどを貼り付けておかないとほこりなどが付着して粘着力が弱くなるのでは」という不安もある。最初の使用までは保護フィルムでカバーされるようだが、二度め以降はそうもいかない。説明によると「貼付けた紙の繊維や空気中のホコリなどがつき粘着力が徐々に落ちてきますので、最初だけ少し強めの設定にしてあります。何度か使ううちに適度な粘着力になります」とあるので、あらかじめそのような状況を想定して粘着力を調整しているようだ。

そんな素朴な疑問もあり、公式サイトに用意されているサンプル請求コーナーからサンプルを請求してみた。今後サンプルが届いたら後日談レポートとして(可能なら)ご報告することにしよう。

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