ニコチン依存症6つのチェックリスト・禁煙情報提供サイト「いい禁煙」オープン

2007年03月29日 08:00

たばこイメージスイス系の製薬会社【ノバルティスファーマ】は3月26日、一般向けにニコチン依存症(Nicotine Dependence、ND)の情報を提供するサイトいい禁煙をオープンすると共に、NDの啓発・情報提供を行うキャンペーンをスタートすると発表した(【発表リリース】)。

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先にも報じているように、2006年4月からは医療機関による禁煙外来や禁煙補助薬が保険適用になり、禁煙希望者の医療負担がかなり軽減され、気軽に「医師」の助けを借りて禁煙することが可能になった。しかし実際にはこの制度の導入も禁煙挑戦者の7割に認知されていないという。

そこで同社では今サイトとキャンペーンを通じ、喫煙が依存性の病気であり、医療機関で治療できることを啓発することになった。つまり「意志」が弱い人は「医師」の力を借りて、というあんばいだ。

開設した公式サイトでは世界保健機関(WHO)が定めた、ニコチン依存症を判定できるチェックリストが掲載されている。この設問のうち「一か月以上続く」という前提で「はい」が3つ以上該当すると依存性の病気であり、医師による治療をすすめられる。

1.喫煙したいという強い欲望、あるいは切迫感がある
2.喫煙の開始、終了、あるいは喫煙量をコントロールすることが困難である
3.喫煙の禁止に伴い離脱症状(禁断症状)が出現する
4.耐性(喫煙量がたんだん増えていくこと)が認められる
5.喫煙のため、それに代わる楽しみや興味を次第に無視するようになり、喫煙している時間が長くなる
6.有害な結果が起こることが明白だという証拠があるにも関わらず、依然として喫煙する


開設運営会社の色々な思惑はともかく、喫煙は男性死亡率のトップの原因となっているがんの中でももっとも多い要因「肺がん」の主要因ともされている。健康の維持を考えている喫煙者の方々は、サイトのチェックリストを活用したり知識や治療の情報を入手した上で、全国禁煙クリニック一覧から近所の医療機関を探し、喫煙医療に挑戦してみてはいかがだろうか。


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(最終更新:2013/08/22)

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