ケータイでモバイルショッピングサイトをよくチェックする人は49.6%

2007年03月28日 06:30

モバイルイメージネットリサーチ会社の【インフォプラント】は3月27日、携帯電話などモバイル端末におけるオンラインショッピングに関する調査結果を発表した(【発表リリース】)。それによると、携帯電話でオンラインショッピングサイトを週一以上でチェックする人は49.6%にものぼった。

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今回発表された調査結果は3月6日からの一週間、iモードサイト上で行ったもので、6398人から有効回答を得て集計したもの。男女比は男性対女性が33.9対66.1と男女比が約1対2となっている。なおあくまでも「携帯電話上からのアンケート」なので、世間一般よりは携帯電話に精通しているレベルが高い人たちによる回答であることに注意されたい。

携帯電話でのオンラインショッピングサイト(ネット通販サイト)の閲覧頻度はほぼ毎日が15.1%ともっとも多かった。次いで週に2~3日が14.8%、週に一日くらいが13.5%となり、この3項目に「週に4~5日」の6.2%をあわせた「週一回以上チェックする」人は49.6%で、ほぼ半数が該当することになった。

では「見てるだけ」ではなく購入まで行った人はどれくらいいるのか。「購入した経験があり今後も使いたい」が69.9%、「経験はあるが今後は使わない」が7.4%となり、一度でも購入したことがある人は74.7%と7割以上の人がモバイルショッピングの経験者という結果が出ている。また、特に女性、とりわけ20代から40代の女性に経験者が多いことが分かる。

それでは実際に、どんな商品をモバイルショッピングで購入したのか。男性では「CD・DVD・ビデオ」が46.0%ともっとも多く、「衣料品・ファッション」が36.9%、「書籍・雑誌」が36.8%と続いている。一方女性では、「衣料品・ファッション」が59.5%と一番で、「化粧品」47.9%、「食料品・飲料」36.0%の順。男性は趣味趣向用品、女性は美的用品が特に好まれているようだ。今回の調査では区分をしていないが、「食料品・飲料」を細分化すれば、恐らく女性では健康飲料や食品の割合が多いことだろう。

【携帯しか使えないと「下流」なの? 「下流携帯族」論にダウト!?】にもあるように、最近では高性能化やパソコン以上に身近なネット接続端末として多くの人の手に収まっていることもあり、携帯電話をネットの窓口のメイン端末として使う人が増えている。例えばベットに寝転びながら、あるいは電車やトイレの中でもアクセスできる手軽さが良い。

また、先日当方(不破)の仕事先で上司が購入した新しい携帯電話を見せてもらったが、横640pixlの大型液晶画面、PDFやEXCELなどのOFFICE系の添付ファイルの受信と閲覧が可能、パソコン並の表現力でネット上のサイトの閲覧や入力が可能(フルブラウザ機能)など、自分が持っている携帯電話とは一世紀ほど時代が違うのではないかという錯覚さえ感じてしまうほどの性能だった。ここまでくれば(あとは定額制を導入すれば)一昔前のパソコン上のネット接続環境とほとんど変わらない環境を、手のひらに納めることができる。

モバイルショッピングサイトを流行のチェック用サイトとして利用し、気に入った商品を見つければ「その場で即時に」購入できる。それがモバイルショッピングサイトの特徴。買い手側とすれば便利で楽しい情報収集や買い物ができるし、売り手側としては衝動買いを誘わせる通販系の勧誘ではベストな環境が提供できるという仕組みだ。

今後ますますモバイル系のサイトは進歩し、特に流行に敏感な若手女性層向けのショッピングサイトが生み出されていくことだろう。

当サイトではモバイルユーザー向けに自動スクリプトによるシンプルテキスト版を配信している。今後当方がフルブラウザの携帯なりWiiなりを手に入れることができるようになれば、それら向けのページ(サイト)も配信できるよう、検討してみたいと考えている。……ニーズが高まれば、だが(機会があればアンケートも取るようにしよう)。

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