タイトーとコーエー、両社料理ソフト速報・次々登場するクッキングソフトたち

2007年02月03日 19:00

料理イメージ『しゃべる!DSお料理ナビ』のヒットを皮切りに、DSユーザーやWiiユーザーに「もっと料理を楽しもう」とレシピなどでアピールするソフトが次々と発表され、発売されている。タイトーでは「ままごと遊び」に重点を置いた『クッキングママ みんなといっしょにお料理大会』が2月8日発売を間近にし続々と新情報を配信しているし、【コーエー(9654)、DSレシピソフトに帝国ホテルメニューで参入・『しゃべる!DSお料理ナビ まるごと帝国ホテル ~最高峰の料理長が教える家庭料理~』を2007年春に発売】でも報じたように【コーエー(9654)】では『しゃべる!DSお料理ナビ まるごと帝国ホテル ~最高峰の料理長が教える家庭料理~』の発売を春にひかえ、【公式サイト】で次々に驚きの新情報を掲載している。

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タイトーの『クッキングママ みんなといっしょにお料理大会』は他の料理ソフトが「実際に料理を作るための知識やレシピの提供」をメインとしているのに対し、「料理の仕方そのものを学び、疑似体験しよう」という「デジタルままごと遊び」に特化しているのが目新しい。

つまり、ゲーム画面を観ながらWiiリモコンを動かして「画面上の」フライパンや包丁をコントロールして、やはり「画面上で」料理をしていくという「ゲーム」になっている点が他の料理関係ソフトと大きく異なる点。例えば登場する料理や食材はいずれも実写を元に描かれているので、妙にリアルさを感じられる。例えばアスパラのベーコン巻きを作る時には、画面上にベーコンがしかれたアスパラが表示され、プレイヤーはリモコンを両手で持ってクルクルと奥に傾けて「巻いていく」。うまく動かすことができれば、テレビ画面上のアスパラ巻きもきれいに巻けて、高得点が得られ、ほめられる。

レシピなどの「情報」の面から料理を楽しむのではなく、Wiiリモコンで「料理を疑似体験しよう」というコンセプトが面白い。「実際に台所で訓練した方が早いのでは」という意見もあるが、それでは「ままごと」にならない。それにさまざまなリスク(食材をムダにしたり、刃物などでけがをする)ことを考えるとなれば、このような遊びで料理への興味と訓練へのモチベーションをかきたてるのも悪くない。このソフトで子どもたちが料理に興味を持ち、台所で色々やってみたいと思うようになれば買い与えた親も満足だろう。

コーエーの『まるごと帝国ホテル』の公式サイトでは収録している【名店と料理長、レシピのデータが2月2日にビジュアル込みで掲載された】。7店舗の代表的な料理と料理長のコメント、収録予定のレシピが一覧で確認できる。自分の腕前や材料が調達できるかは別として、これだけの名店の数々の料理が作れるようになれる(かもしれない)のだから素晴らしい。ちょっと高級料理にチャレンジしてみたい人、自分の料理の腕をさらに高みに昇華したい人などは、リストを見ただけで胸が弾む想いをしているに違いない。

つい先ほど記事にした【DSで「家庭の医学」も・イマジニア(4644)がDS用『家庭の医学DS』を4月発売】でも少し触れたが、『家庭の医学DS』でも健康に留意した健康応援レシピが数十種類収録されるという。

このように携帯ゲーム機のニンテンドーDSと家族みんなで楽しめる(そして特異なリモコンを装備する)家庭用ゲーム機Wiiでさまざまな料理関係のソフトが出てきたのも、実に多種多彩な使い方が創造できるDSやWiiの一つの使い方・方法論を『しゃべる!DSお料理ナビ』で示し、その「成功方程式」に他社が賛同したということなのだろう。次なる任天堂の「提案」がどのようなものになるか、実に楽しみである。

(最終更新:2013/09/12)

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