個人投資家向けコミュニティ「みんなの株式」にカブドットコム・マネックスが参画

2007年01月24日 06:30

「みんなの株式」イメージ【カブドットコム証券(8703)】【マネックス証券(8698)】は1月23日、【マスチューン】が4月にも開設を予定している個人投資家向け会員制コミュニティサイト(SNS)『みんなの株式』に参画することを発表した(【カブドットコム側リリース】)。両社はこの「みんなの株式」に参画することで、個人投資家に新しいコミュニケーションの場を提供したいとコメントしている。

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「みんなの株式」の概要はリリースにおいて次のように説明されている。

1.マスチューンとカブドットコム・マネックスがコンテンツ連携をして利便性の向上を図る
2.両証券会社の口座保有者が利用できる。さらに今後も参加証券会社を募ると共に、コンテンツプロバイダとの連携を模索。「みんなの株式」を業界標準の投資家向けSNSとして成長させる
3.証券会社の枠を超えた意見交換の場「みんかぶコミュニティ」、株価予想を共有する「みんかぶPicks」、リアルタイムで算出される「みんかぶPicks」のデータを元に独自注目銘柄を紹介する「みんかぶポートフォリオ」など、WEB2.0的な要素を盛り込む
4.マスチューンが管理運営においてさまざまなシステムを導入し、秩序ある情報交換の場を提供する


【マスチューンの「みんなの株式」情報公開ページ】などによると、サイトの株価予想の閲覧は無料だが、投稿には月300円の会費が必要となる。また、会員の株価予想レポートには広告を掲載し、その収入の一部を還元することで投稿のモチベーションを高めたり、株価予想が実際の株価にどれだけ近いかをランキング化することで、競争をうながす仕組みも提供する。

「みんなの株式」のトップページ(紹介ページ)より。表示周りはマネックス証券のトップページのそれに近い。
「みんなの株式」のトップページ(紹介ページ)より。表示周りはマネックス証券のトップページのそれに近い。

「みんなの株式」の概要やスクリーンショットを見た限りでは、株式に特化したSNSに投稿のモチベーションを高める仕組みを導入したり、株式投資関連のコンテンツならではの仕組みを導入した、発展型SNS+ナレッジマネジメントシステムのようなスタイルをとっているようだ。また、「みんなの株式」の利用者を証券口座保有者(とネット接続業者のソネット会員)に限定することで、より密度の高い株式投資論議が出来るよう、選別をしているようにも見受けられる。

今後SNSや掲示板など、ウェブ上のコミュニティサービスにおいて、「みんなの株式」がどのような仕組みで「株式投資のコミュニティならでは」の特徴を見出させ、魅力あるサイトサービスとして提供していけるのか、マスチューンや協力証券会社などのお手並みを拝見したいところである。


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【個人投資家向けSNS、「fue-lu(ふえーる)」開設中】

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