ミスタードーナツの新メニュー「もちもちくるみ」異物混入の件、小石と判明

2007年01月15日 06:00

「もちもちくるみ」イメージ【ミスタードーナツ(4665)】は1月14日、先に【ミスタードーナツ(4665)の新メニュー「もちもちくるみ」に異物混入、販売一時休止】で報じた新商品「もちもちくるみ」内の異物混入の件で、調査の結果この異物は直径3ミリから6ミリ程度の小石であったと発表した(【発表リリース】)

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「もちもちくるみ」はお団子のようにモチモチとした生地に、カリカリのくるみを練りこんだ、まさに「複数の食感が一度に楽しめる」和風のドーナツとして登場。「黒五黒糖(黒米、黒ごま、黒豆、黒かりん、黒松をブレンド)」と「きなこ」の2種類の砂糖でくるんだ懐かしい味わいが、食べやすくてかわいい一口サイズで楽しめるというもの。この「もちもちくるみ」の中から石のような異物が見つかったと福岡や大阪で苦情が3件寄せられ、今回の休止処分となった。

ダスキンでは回収した異物を比重測定や蛍光X線分析などを行い調査分析を製造元に依頼したところ、「小石」であるとの報告を受けたという。「小石」が混入した経緯については「くるみ以外の原料は、小麦粉・卵・水等の粉体・液体であること、精選される前のくるみには小石が含まれていることがあることから、原料くるみの一部に精選不良があり混入したと推定いたしました」と説明している。

原材料のクルミはアメリカで収穫され、殻割りをして中国と日本の工場で選別しているが、中国工場で行っているX線検査が日本工場の工程では無く、この際に原料についていた小石が完全に除去されなかった可能性があるという。

会社側ではクルミの精選における選別工程の強化に加え、「もちもちくるみ」の製造段階でもX線検査を導入し、再発を防止するとしている。

「もちもちくるみ」の小石混入についてはこれまでにおよそ200件の問い合わせや苦情が寄せられたという。しかし新たな異物混入の情報はないということで、再発防止策を行った上で、販売を再開するもようだ。

食の安全に関する信頼があちこちで揺らいでいる昨今、くれぐれも注意してほしいものである。

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