2007年01月21日
口休めに最適!? 1個10円の「10円まんじゅう」が売れているという話
2007年01月21日 20:00
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【産経新聞】に「10円まんじゅう」なるものが飛ぶように売れているという話が掲載されていた。一口サイズで蒸したて、税抜きで1個10円。発売元として紹介されていた【和ふ庵】では1店あたり1日で1万5000個から1万8000個を販売するという。しかもこの「10円まんじゅう」をフランチャイズ店舗の商材として大規模に展開中だというのだ。
こんなにも温かで
こんなにも愛を注いで
こんなにもおいしい
(公式サイトトップページから)
小物の食材のフランチャイズ店展開としては、駅中のおにぎり屋やアイスクリーム、洋菓子などをよく見かける。しかし「1つ10円」の商品がメインというのは聞いたことがない。あの「うまい棒」(こちらは税込みで10円)の専門店をフランチャイズ店として展開しているようなものであり、容易に想像できない。
この「10円まんじゅう」の正式名は「招福まんじゅう」。【商品紹介】のページを見ると「和ふ庵のおまんじゅうは、おひとつから、お買い求め頂けます。一個10円」という記載がある。「駄菓子屋でも沢山の種類を揃えているのに」と疑心暗鬼になってしまう。しかし記事によれば、申し込みが殺到し現在東京都内と千葉県内に8店舗、さらに1月末には世田谷区と練馬区に1店舗、2月には4店舗が営業を開始するという急成長ぶり(【店舗一覧】)。
練馬店が開店したら改めて取材にでも出かけようかと考えているが、現在のところ当方(不破)は実際に食べたわけではないのでその魅力を直に体験したものではない。しかし元記事によると、
・10円にもかかわらず、おいしい。
・甘さひかえめで複数個食べられる。
・1個から買えるが20、30、50個のセットで購入していくお客がほとんど。

とその魅力が説明されている。また、「皮には黒糖を入れ、厳選した小豆であんをつくる。岡山県産の洞穴の水を使い、店頭での蒸したてにこだわった」とのこと。写真を見た限りでは大きさは普通のおまんじゅうの一回り小さいくらいだろうか。また、他のおまんじゅうと比べ、皮のもちもち感が素敵とのこと。もちもち食感が大好きな当方としては、聞き捨てならないお話。是非ともトライしてみたいものだ。
さて、元記事には公式サイトなどのリンク先が表記されていなかったので「10円まんじゅう」で調べてみたところ、「和ふ庵」以外にも多数の会社がリストアップされた。記事をよく読み解くと、「和ふ庵」以外にもいくつもの企業が「10円まんじゅう」業界に参入しているという。【香港厨師会の「まんてん」】や【小饅寿本舗】が元記事では紹介されているし、【福丸饅頭(NTVの「ぶらり途中下車」のページ)】も人気が高いようだ。また、【江戸うさぎ】なるブランドをかかげた10円黒糖まんじゅうも登場している。10円玉一枚を奪い合う、激しい「10円まんじゅう」戦国時代の到来である。
要はコンビニのレジ横商品の代名詞になっている肉まんなどをはじめとする「中華まん」のような位置を「10円まんじゅう」が占めつつあるのではないか、そのような状況すらうかがえる。
「ちょっと口休めに」としてお菓子をつまむことは最近の流行(「少々の空腹感ですら我慢できない」とする考えもあるが)であるらしく、コンビニにはミニサイズのお菓子がずらりと棚に並べられるようになったし、レジ横食品にも先の「中華まん」とは別のポジションにきんつばやおまんじゅうがよく見かけられるようになった。【ビジネスマンの勤務中における「ちょっと口休め」なおやつこと「男おやつ」が常識】という話もあるくらいだ。
元記事では「格安グルメ、ブームの予感」とあるが、下記の参照記事にもあるように「ミニサイズの口休めお菓子の流行り」はここ数年来のもの。「量を少なく、その分高級感と味の充実感に重点をおいた」お菓子は子どもだけでなくサラリーマンにもOLにも受けが良い(それだけ多くの顧客層をカバーできる)。今回題材として取り上げられている「10円まんじゅう」なら、さらにお年寄りの人たちにもお茶請けとして受け入れられることだろう。
……それぞれのお店のサイトに掲載されている、山のように並んでいる「10円まんじゅう」の姿を見ると、つばが口の中一杯に広がってきたことを告白しなければならない。その魅力的なビジュアルにかなうだけの味わいを味覚神経に刺激として刻み込み、脳内の「んまーい」食材が並べられている展示コーナーに新たなる棚を作らせてくれるのか、試してみたいものである。
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