育成ゲームの王道「プリンセスメーカー」の最新作『プリンセスメーカー5』、発売日が3月3日に決定

2007年01月25日 08:00

ゲームイメージサイバーフロントは3月19日、ガイナックス開発、サイバーフロントで発売予定の育成ゲームの老舗的存在『プリンセスメーカー』の最新作にあたるWindows用育成シミュレーションゲーム『プリンセスメーカー5』の発売日を2007年3月3日にすると発表した。【公式サイト】では「ひなまつり! 桃の節句の日に全国の親御さんへ向けて旅立ちます」と説明されている。価格は税込みで9240円。

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『プリンセスメーカー』は「育成ゲーム」というジャンルをゲーム業界に確立させたタイトルとしても名を知られているが、初代の同タイトルは1991年に当時のパソコンの主流機であるPC-9801用として発売されている。その後さまざまな機種(ゲーム機・果ては携帯電話)に移植され、多くの人の手によって「女の子が育てられる」ようになった。ゲームそのものだけでなく、他メディア版としてすごろく版やクイズゲーム、落ち物パズルゲームなども発売されている。

肝心なゲームの内容はといえば、さまざまな事情で主人公が父親となり、預けられた幼い女の子を18歳になるまで育て上げ、その過程と共に18歳になった時の「女の子の将来」を見定めていくもの。ロールプレイングゲームの楽しみの一つ「自分のキャラクタを成長させる」という要素を抽出し、女の子を育てるという「萌えゲーム」的、あるいは「光源氏」的要素も加味されている。スケジュール管理的シミュレーション性もあり、アクションが苦手な人でも気軽にプレイできることから、多くの人の支持を集め、このジャンルのソフトが多数世に送り込まれるきっかけとなった。

今作『プリンセスメーカー5』では、時代設定を初めて「現代」としているあたりが注目ポイントの一つ。ただしこの「現代」では魔法や妖精も存在するという、少々我々がいる世界とは異なる世界。このような世界の中でプレイヤーは10歳の女の子を預かり、18歳で高校を卒業するまでの8年間、育て上げていくことになる。なおキャラクターデザインは(4では別の人だったが)赤井孝美氏に戻されている。娘の状態を色々な動きで表現するMOE(Motion of Emotion、もえ、萌え……)システムの搭載なども注目ポイント。

また、今回『5』の発売にあわせ、これまでに発売された『プリンセスメーカー』シリーズを1つにまとめた特別記念パッケージ『プリンセスメーカー メモリアルボックス』も『5』と同日に発売される。同梱されるのは『プリンセスメーカー』『プリンセスメーカー2』『プリンセスメーカー ~ゆめみる妖精~』『プリンセスメーカー4』『プリンセスメーカー5』。新旧おりまぜて5タイトルが入っており、「こんなに一度に娘がやってきて、どうする、お父さん!?」といった感じになる。こちらの価格は1万5540円(税込み)。ファンブックも付録につくという。

一人の娘を育て上げるにはそれなりの時間がかかるが、ロールプレイングゲームを一本解くよりははるかに短い時間で済み、なによりルールがそれほど難しくなくハードルが低いのも初心者にとってはありがたいところ。ひなまつり以降、多くのパソコンで「にわかお父さん」たちが子育てに励むことだろう。


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