ライブドア、平松現社長以外の役員が退任、外資主導体制へ移行か

2006年11月25日 19:00

株式イメージ【Mainichi INTERACTIVE】など複数の報道機関は11月25日、ライブドアが11月24日に平松庚三・現ライブドア社長をのぞく取締役5人全員が退陣し、新たに外資系投資ファンドなどが推薦する4人を取締役として迎え入れる役員人事案を、12月下旬の株主総会に提案する方針を固めたと報じた。ライブドアからは具体的な発表はないが、関係筋からのリークと思われる。

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記事によれば合計で発行済み株式の50%ほどを保有する複数の外資系投資ファンドが推薦する経営陣が、役員を送り込むことで経営上も主導権を握ることになる。これによりライブドアの資産売却が加速する可能性が高まってきた。

現行取締役には【USEN(4842)】の宇野康秀社長もいるが、新役員人事案には宇野社長自身も要請しているという。代わりにUSENの現取締役である高垣佳典氏が着任するという話もある。

【アドバンテッジ、ライブドアの金融部門を551億円で買収、MBOへ】にもあるようにライブドアでは先日、これまで主事業のひとつであり稼ぎ柱でもあった金融部門の売却を正式に発表している。今回の新人事案が事実だとすれば、今後ますますライブドアの姿かたち、業態が変わる可能性は高い。

懸念されていた事項の一つに「最終的にはばらばらにされておいしいところだけあちこちに吸収され、ライブドア本体は解散状態においこまれるのではないか」というものがある。主導権を握る外資陣があくまでもドライに、最大利益の追求のみを行い、解体・売却が最良の選択肢と判断するのなら、それも十分にあるえるだろう。すでにお膳立ては整ったのだから。


■関連記事:
【ライブドア、金融関連コーナー「livedoor FINANCE」を12月15日に終了へ】


(最終更新:2013/08/24)

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