カブドットコム証券(8703)の夜間取引、時間延長・銘柄数も3倍強増の1000銘柄に

2006年11月01日 06:30

【カブドットコム証券(8703)】は10月31日、同社が9月から始めている私設取引所(PTS)における夜間取引市場「kabu.comPTS」において、これまでの取引時間を延長し当日23時59分までにすること、取り扱い銘柄をETFやREITも加えた1000銘柄に拡大することを発表した(【発表リリース】)。

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カブドットコム証券によるオークション形式での夜間取引は9月からスタートし、日本初の本格的夜間取引として注目を集めた。しかし証券会社一社による取引ということもあり、一日の約定代金が1億円を切る日が相次ぐなど、堅調に推移しているとは言いがたい状況が続いていた。

今回夜間取引の終了時間を現状の23時から23時59分までと延長し、取り扱い銘柄を300銘柄から1000銘柄に増やすことで、魅力をパワーアップし、より多くの投資家に参加してもらい、夜間取引市場を活性化する狙いがあるもよう。特に東証一部での銘柄増加数が506銘柄と多いのには注目できる。銘柄数がここまで増加すれば昼間の通常取引とほぼ同じポートフォリオを形成することが可能になり、昼間から夜間にかけて同一銘柄の組み合わせで継続性を保ちつつ取引を行うこともできるようになる。

今回の改正がカブドットコムの夜間取引にどのようなプラスの影響をもたらすのか、注目したいところだ。


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【低迷続く夜間取引、カブドットコム証券(8703)の苦悩も続く】

(最終更新:2013/08/25)

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