【更新】アメリカで任天堂(7974)のWii発売、ゲーム業界三社鼎立時代始まる

2006年11月20日 06:30

ゲームイメージ[YOMIURI ONLINE]などが報じているように、アメリカ時間の11月19日、[任天堂(7974)]は新世代ゲーム機である「Wii」を北アメリカと中南米で発売した(244.99ドル)。初日販売用として約40万台を用意したWiiだが、先のソニーのプレイステーション3と同じように多くの人の注目を集め、行列作成マシンと化しているようだ。「Wii」の発売で新世代家庭用ゲーム機は「Xbox360」「プレイステーション3」「Wii」の3機種がそろったことになり、据え置き型家庭用ゲーム機という戦場における、三国鼎立ならぬ三社鼎立の時代が幕を開けたことになる。

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参照元記事ではアメリカのさまざまな場所で、Wiiを求めて行列が作られたようすがレポートされている。先に発売されたプレイステーション3は初期生産台数が少なく、日米共にかなり激しい獲得競争が繰り広げられたようだが、Wiiはどちらかといえば「静かな熱狂」という印象が強い。日本でも12月2日に発売予定のWii、「年内」に全世界で400万台を売り切る予定だという。

日本国内でも先日通販のアマゾンジャパンで予約受付を開始したところ、一日3回受付のタイミングを設けたにも関わらず、それぞれ開始から数分ほどで「終了」したという、まさに「超人気アイドルのコンサートチケット」並みの引き合いぶり。「1か月強で400万台」という言葉が決して誇張されたものでないことがうかがえる。

また、任天堂ではアメリカメディアで「総額2億ドル(240億円)にものぼる広告費を投じてWiiをプロモーションする」という話が伝えられたり、【任天堂アメリカ法人、YouTubeにムービー広告を掲載】にもあるように動画投稿サイト【YouTube】に動画広告を展開するなど、Wiiに相当気合を入れているのが分かる。

[NIKKEi NeT]でも指摘されているように、アメリカではゲーム市場は2005年で105億ドル(1兆2600億円)という巨大なマーケットを確保している(日本の2倍……いつのまにそんなに小さくなったんだ?)。さらに年間消費の約1/4が集中するといわれている年末商戦での「三社鼎立」での争いにいかに勝ち抜くかが、これから数年間のゲーム機業界の趨勢を見極めるカギとなりそうだ。

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