たばこ+お酒=食道がんリスク11倍!? 東北大調査まとまる

2006年11月20日 12:30

時節イメージ【asahi.com】の報道によると、喫煙するのに加えてほぼ毎日飲酒する男性は、どちららの習慣も無い人たちと比べて食道がんになるリスクが9倍から11倍にも及ぶことが、宮城県の約2万7000人を対象にした東北大学の石川敦庸医師らの調査で明らかになった。特にたばこの関与が大きく、患者のうち約7割が「喫煙しなければがんにかかるのを避けられた」計算。

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これは最長約9年間におよぶ追跡調査の中で、「喫煙」「飲酒」「緑茶」の3飲む行動について、その習慣と食道がんのリスクとの関係を調べたもの。詳細は元記事にもあるが、毎日飲酒する人の発症リスクは何もしない人に比べて2.6倍、タバコの場合は5倍、緑茶の場合は1.7倍あったという。

緑茶というと身体によさげな気がするが、研究チームでは「緑茶を熱い状態で飲む人が多かったのかも知れない」と推測している。熱いものを食べたり飲んだりすると、食道がんの危険性が高まるといわれているからだ。

これらの各項目についてさらに合わせ技で計測してみると、「喫煙」+「飲酒」で9.2倍、「喫煙」+「飲酒」+「緑茶」になると11.1倍に及ぶとしている。

食道がんは8割以上を男性が占めるというちょっと不思議ながんの一種で、その一方元記事にもあるように「生活習慣で予防できる代表的ながん。禁煙、禁酒は大問題」である。食道がんに限らず身体への負担が大きい、「喫煙」「飲酒」。これを機会に、ちょっぴりで良いのでひかえてみるのはどうだろうか。

……お茶は研究チームでも「?」マークを出しているようなので、断つべきかどうかは判断がつきかねるところではあるけれど。


■関連記事:
【アルコール耐性の無い人がお酒を無理に飲むと食道がんの危険度が8倍以上にとの研究結果】

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