放射性物質の計測続くも現時点で異常なし

2006年10月13日 06:30

時節イメージ【文部科学省】などが発表したところによると、昨今での近隣諸国での「火遊び」の件を受けて全国47の都道府県が行った放射性物質の調査がまとまり、いずれの観測地点からも核爆発特有の放射性物質は検出されなかったことが明らかになった(発表ページ)。

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これは10月10日に関係各機関が大気中のちりや雨などを採取して調査した結果をまとめて発表したもので、

・各都道府県におけるモニタリングポストでの空間放射線量の測定結果
・航空自衛隊による空中でのちり採取による調査結果
・全国37か所などにおける地上からの大気中の「ちり」の調査
・雨を含む降下物の採取とその成分分析結果


いずれにおいても異常値、あるいは人工放射性核種は検出されなかったという。

ただ、関係機関では先の「実験発表」が事実であるとすれば今後風向きによっては観測される可能性もあるとして、航空自衛隊による調査地点を2か所増やすなど、当面の間モニタリング体制を続けることにしている。

大規模な人工爆発があったことは事実だが、それが対象の「核爆発」であったのかどうかも含め、いまだに不明な点が多い今回の「実験発表」。あるいはこのように、疑心暗鬼に周辺諸国をおちいらせることそのものが、一番の「成果」なのかもしれない。


■関連記事:
【各原発や都道府県で放射線量の測定体制強化】

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