日興コーディアルグループ(8603)、専門のミニ店舗で投資信託を販売。第一号店は秋葉原に

2006年10月23日 06:30

株式イメージ【日本郵政公社】が軒並み投資信託の販売で営業成績を伸ばすなど、「気軽な投資」として注目を集めている投資信託(投信)。証券会社の中には【日興コーディアルグループ(8603)】のように専門のミニ店舗を展開して自社販売の投信を積極的に展開するもの登場、競争に拍車がかかっているのがうかがえる([このページ(nhk.or.jp)は掲載が終了しています])。

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日興コーディアルグループでは本日10月23日から東京の秋葉原に店舗を展開する。この店舗は通常の支店の1/3程度の大きさしかないが、専用のパソコンの端末が用意され、インターネットを使って投資信託を選択したり購入できる仕組みが用意されている。

この支店ではこれまでの「(特に投資の初心者・未経験者が)立ち寄りにくい雰囲気」をなくし、興味のある人が気軽に立ち寄れる雰囲気作りに気を使っているとのこと。

日興では【投資信託への取り組み強化】にもあるように、投信への取り組みを特に強化する方針を打ち出しており、今回の支店開店などもその一環と思われる。【投資信託の専用ページ】も充実しているようすがうかがえる。

投資信託は個人の資産運用手段として知名度・利用度共に広がりを見せている。販売残高(物品のように売り切りではなく、資金を預ける形なので「残高」となる)は過去最高規模を示しているが、証券会社以外の新興勢力、特に郵便局での販売が急速に伸びている。そのため日興では駅の構内など人の流れが活発なところにこの「投信ミニ店舗」を多数展開し、多くの顧客を獲得する考えだという。

今後ネット専業証券会社は夜間取引、相対取引中心の既存・老舗証券会社は投資信託への注力・展開がひとつの鍵となりそうである。

……まぁ、秋葉原という場所に初号店を展開したのは「流行に敏感」「デジタル系のフラグショップが多い」という特性もあると思われる。実際、ケータイをはじめとするデジタル機器のモニタショップが多く展開される。また、秋葉原を拠点とする「小金を持っているが投資にはあまりなじみがない」という人たちに投信を買ってもらおうとする意図があるのかもしれない。だとしたら例えば萌え系企業でポートフォリオを作成した「萌えファンド」などの投信を設定するのもありではないかと思われるのだが、どうだろう。

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