[追記あり]日興(8603)、自社以外の商品も含めた投資信託をネット上で販売へ

2006年10月04日 06:30

株式イメージ[このページ(nhk.or.jp)は掲載が終了しています]が報じたところによると、【日興コーディアルグループ(8603)】は投資家が商品を選びやすいよう、自社以外のものも含めた国内外の投資信託を幅広くそろえてインターネット上で販売するはじめてのサービスを開始することになった。

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投資信託とは【郵便局でも販売を始めた投資信託とは?】にもあるように、投資家から集めた資金を専門家が株式や債券で運用し利益を配分する「お任せ型投資スタイル」の一形態で、郵便局などでも販売され世間一般にその名前を知られるようになった。年金などの運用に際し、個人の資産運用の手段として急速に販売実績も伸びている。その運用額は前世紀末期のバブル期を超える水準にまで達している。

このような状況下で日興コーディアルグループは自社金融商品はもちろんそうでない他社の投資信託商品を約500点ほどもネット上にそろえ、主に個人投資家が見比べながら購入できる新しいサービスを10月末からスタートすることになったという。

日興側ではこのサービスを「投資信託のスーパー」と位置づけ、投資の初心者から資金運用を模索する団塊の世代まで幅広い層をターゲットにする予定。

今回の取り組みをきっかけに、海外では主流となりつつあるネットでの投資信託購入が日本でも広がるかもしれないと注目を集めている。

現在日興コーディアルグループの公式サイト上の投資信託関連ページは【このような形】で、一覧を見ても自社商品しか並べられていない。が、今後はこのページに他社商品も積極的に列挙していくということなのだろう。

記事製作時の日興コーディアルグループの投資信託ページ。自社金融商品しか並べられていないが……
記事製作時の日興コーディアルグループの投資信託ページ。自社金融商品しか並べられていないが……

どうせなら一般の商品同様にネット上代理店(アフィリエイト)プログラムも導入してしまえば……と考えたのだが、これはこれで証券仲介業関連の法律もあり、難しいのかもしれない。とはいえ、ネット証券口座の入会についてはプログラム化されているのだから、将来は何らかの形で可能性はある。分配金や運用先、実績などの諸条件からスクリーニングしたり人気投票などの結果が閲覧できる、投資信託比較総合サイトの登場もそう遠くはないだろう。

[追記]【NIKKEI NeT】によると、今新サイトは投資教育事業などを手がける【コーディアル・コミュニケーションズ】が、日興コーディアル証券と証券仲介契約を結び投資信託を販売するとのこと。名称は「投信スーパーセンター」が有力で、「日興」のブランド名は外されるという。

また、単なる販売だけでなく投資教育などのコンテンツも充実させて、投資未経験者も取り込む考えのようだ。同じ流れを株式の分野で【野村】【ジョインベスト証券】を開設して行っているように、投資信託では日興が行う、ということなのかもしれない(とはいえ投資信託を購入するにはどうしても証券口座を開設する必要があるのだが……)。

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