【更新】吉野家(9861)、牛肉加工センターを公開して牛丼の品質管理体制をアピール

2006年09月15日 08:00

牛丼イメージ[産経新聞]が報じたところによると、牛丼チェーン店【吉野家(9861)】は9月14日、このたび復活する牛丼用の肉を加工する東京工場吉野家ミートセンターをプレス向けに公開し、牛丼の品質管理体制をアピールした。【吉野家の牛丼 安全・安心納得ツアー】という新しいサイトを公開、お客に向けた安全性のさらなる主張も開始した。

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元記事によると東京工場吉野家ミートセンターは関東、東北地方の店舗を中心に牛肉を供給する施設。担当者は解凍した牛肉の塊から余分な脂肪を除去、牛丼用に1.2ミリの厚さにカットし包装しているという。牛肉は、金属探知機などによる検査を経て各店に配送される。工場責任者は「待ちに待ったという気持ちでいっぱいだ。消費者には不安があるかもしれないが、安全確認を徹底した上で製造する」と、気を引き締めていたとのこと。

【吉野家(9861)、9月18日の牛丼100万食限定復活を正式発表。「牛丼復活祭」として開催】にもあるように吉野家では9月18日の牛丼デーの開催を皮切りに、徐々に吉野家の大黒柱的メニューである牛丼を復活させていく予定。それに伴いお客の一部にわきあがるであろう安全性の問題について「吉野家が使っているアメリカ産牛肉はここまで検査をしているから大丈夫ですよ」とし、安心させるのが今回のプレス向け公開であり、サイトのオープンであると思われる。

今回の公開と主張が、牛丼チェーン最大手ゼンショー(7550)が「消費者の命に関わる問題だから、今は使わない」としてアメリカ産牛肉の使用を現在は認めないと宣言したのと同日に行われるあたり、吉野家とゼンショーの運命を感じざるを得ない、と考えるのは当方(不破)だけではあるまい。

牛肉の話なだけに、まさに「皮肉」といったところだろうか。


■関連記事:
【アメリカ産牛肉を使う食品企業、今のところ吉野家のみ】

(最終更新:2013/08/26)

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