同団体などは24社に対し7月中旬から月末にかけてアンケートを実施、うち21社から回答を得たという。その結果、

というように各社ごとの違いが明らかになった。また、状況によっては使うとした企業も、「消費者の動向や牛肉の質、価格などを見た上で判断」(安楽亭)、「輸入量、価格が安定すれば使う」(焼肉屋さかい)、「安全性の認知度が高まってから」(丸大食品)など、安全性や安定供給に気を使っているようすがうかがえる。

そもそも輸出・輸入国の政府が安全だとお墨付きを与えている牛肉にここまで神経質にならざるを得ないこと自体、きわめてこっけいな話ともいえるが、これまでの事例があるので笑い話で済ますわけにもいかない。

安くて美味しい、好みの味などを重要視するのならアメリカ産牛肉を選べば良いし、安全性に疑問を持つ人は選ばなければ良い。本来はそれだけの話なのだが、加工品の材料なども考えると一筋縄ではいかなそうだ。企業の対応を見極め、判断していく必要があるだろう。