冥王星、「小惑星番号:134340番」に

2006年09月12日 07:00

冥王星イメージ『Mainichi INTERACTIVE』が報じたところによると、先に【国際天文学連合The International Astronomical Union (IAU)】は先に冥王星を太陽系の惑星から降格し、あらたに「矮(わい)惑星(dwarf planet)」に分類したが、これについてIAU小惑星センターは今月、小惑星番号「134340番」を付与した。

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この小惑星番号とは惑星・惑星の衛星・すい星以外太陽系天体に与えられる通し番号で、この番号が付与されるということは、冥王星が太陽系天体であるものの「惑星・惑星の衛星・すい星」以外の天体に定義されたということを実証するものでもある。

冥王星の降格劇の過程では冥王星以外にセレス、カロン、2003 UB313などが太陽系惑星に新たに加わる可能性もあったが、これらはすべて矮惑星とされ、それぞれ小惑星番号が割り振られた。ちなみにセレスは1番、2003UB313は136199番だという。

番号が割り振られようが矮惑星扱いされようが冥王星という星そのものが分かることはない。とはいえ、今まで長年親しまれてきた呼び方が学術的には通用されなくなり、味気ない番号で呼ばれるようになるのは、たとえ手が届かない世界の話であったとしてもどことなく悲しいものがある。


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(最終更新:2013/08/26)

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