100円ショップでよく買うものは「文具」「収納用品やケース」「日用雑貨」

2006年08月24日 12:30

時節イメージアンケートによるリサーチサイト【ゆびとまリサーチ】は8月17日、いわゆる100円ショップと日常生活の係わり合いに関するアンケートの調査結果を発表した。それによると、100円ショップでよく買う商品のトップ3は「文具類」「収納用品やケース」「インテリアグッズ、日用雑貨」の順となった。特に「文具類」は7割以上の人が買い求めると回答している(【発表ページ】)。

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今回の調査は8月11日から17日の一週間に渡って行われ、有効回答数は360件だった。それによると、まず「自分の生活県内に100円ショップはあるか」という問いには、「1軒もない」と回答した人は1.9%に過ぎず、「わからない」という答えと合わせても3.0%でしかなかった。逆に考えれば残り97.0%は1軒以上の100円ショップが身近に存在することになる。中でも2軒から3軒という回答がもっとも多く(合わせて50.8%)、6軒以上もあるのが15.6%も占めていた。100円ショップが急速に普及しているようすが分かる。

また、「100円ショップ」に行ったことがあるかどうかという問いには、「時々行く」がもっとも多く4割近い回答。「よく行く」「たまに行く」をあわせると、9割以上が何らかの形で積極的に利用している。「行ったことがない」人は1.1%に過ぎなかった。

よく買う商品については「文具類」が70.5%で最多。続いて「収納用品、ケースなど」が67.4%、「インテリアグッズ、日用雑貨」が48.3%、「食器、台所用品」が44.7%。最近充実いちじるしい食品関係は33.1%と1/3程度に過ぎず、意外な印象を受ける。

最後に「100円ショップの魅力」についての問いには「安い」「気軽に買える」「種類が豊富」「見ているだけでも楽しい」でほとんどを占める結果が出た。

今回の調査結果からは、よく買われる商材の上位に「文房具用品」が位置していることから、最近採算の問題などで閉店が相次いでいる文房具店の役割を、100円ショップがカバーしていることが分かる。店によって品揃えに微妙な違いがあるが、確かにそれなりの100円ショップならたいていの文房具は揃ってしまう。24時間営業の店も多いから、何かあった時には便利極まりない。

また、コンビニエンスストアが求められている機能・魅力と、100円ショップで感じる魅力のほとんどが一致することも明らかになった。「安い」以外はほぼ「コンビニ」=「100円ショップ」であることが分かる。

有効回答数がさほど多くないので統計データとしての精度には多少の問題があるかもしれないが、

1.100円ショップは少なくなりつつある文房具店の機能をカバーしている。
2.コンビニが求められている要素のほとんどを100円ショップは果たしてる。さらに「安さ」という点が付加価値となって魅力を高めている。


この2点が分かっただけでも有意義な結果といえるだろう。

コンビニはその運営システム上、100円ショップと同じような価格帯に挑戦するのは難しい。中食を取り入れたり地域密着型店舗のスタイルにして「魅力」「付加価値」をつけようとしているのも理解できよう。


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(最終更新:2013/08/26)

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