「ゆうちょ銀行」、世界最大規模の銀行に

2006年07月29日 12:30

[このページ(nhk.or.jp)は掲載が終了しています]が報じたところによると現在の【日本郵政公社】が来年10月に民営化されるのに伴い新設される「ゆうちょ銀行」が、総資産220兆円超の世界最大規模の銀行になることが明らかになった。

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日本郵政公社の民営化に伴い、郵便貯金事業を引きつぐ「ゆうちょ銀行」は総資産が226兆円あまりで、これは【三菱東京UFJ銀行(8306)】を上回り世界で最大規模の銀行になる。先に【世界の銀行時価総額ランキングで三菱UFJ(8306)が4位、みずほ(8411)が初のトップテン入り】でも報じたが2005年度の世界の銀行での株式時価総額ランキングでは、三菱東京UFJ銀行はおろか、世界第一位のシティグループですら28兆あまりなのだから、文句無くこれを抜いてトップに躍り出る。

一方簡易保険事業を引きつぐ「かんぽ生命保険」は総資産額が114兆円あまりと、こちらもこれまで日本の生命保険業界で最大手の【日本生命】を上回り、日本トップになる。なおこの「かんぽ生命保険」と先の「ゆうちょ銀行」は2011年までに上場予定。

他にも分割される事業のうち、「郵便局会社」は不動産事業に参入、「郵便事業会社」は国際物流事業に参入予定など、民営化後の関連各方面に少なからぬ影響を与えることが予想される。

日本優勢会社ではこれらの内容を盛り込んだ経営計画案を7月31日までに竹中総務大臣に提出し、それ以降「郵政民営化委員会」が、この計画について民間企業の圧迫につながらないかなどを検証するという。

「かんぽ生命」は国際的規模のレベルが分からないので比較のしようがないが、「ゆうちょ銀行」は規模があまりにも大きすぎる感がある。かつて国鉄がエリア単位で分割されたように、「ゆうちょ銀行」も分割による民営化を求められるかもしれない。


■関連記事:
【郵政民営化で出来る会社は「ゆうちょ銀行」「かんぽ生命保険」】

※指摘があったため一部修正を行いました。

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