郵政民営化で出来る会社は「ゆうちょ銀行」「かんぽ生命保険」

2006年07月21日 12:30

株式イメージ【asahi.com】の報によると、2007年10月から始まる郵政の民営化に伴い発足する、郵便貯金銀行と郵便保険会社の新会社名(商号)が、それぞれ「ゆうちょ銀行」「かんぽ生命保険」となることが明らかになった。新しい郵政グループを統括する【日本郵政株式会社】がまとめた事業計画の中に盛り込まれていたもの。

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元記事によるとこの商号は、「郵便貯金(郵貯・ゆうちょ)」「簡易保険(簡保・かんぽ)」の名前がすでに世間に広く浸透しているので、新会社でもその知名度を活かした事業展開を行うためとのこと。

事業計画によればこの商号決定のほかにも、「ゆうちょ銀行」では個人向けカード事業や法人向け融資、「かんぽ生命保険」では医療・介護などの俗に言う「第三の保険」「第三分野」といわれている保健分野に参入する方針も明らかにされている。当然これらの事業計画に対し、他の民業のプレッシャーにつながらないかどうかの検証が行われる予定。

「かんぽ」「ゆうちょ」が固有名詞として世間一般に広く知れ渡っているから、それを使うというのは良い考えであろう。とはいえ、よく考えてみれば「ゆうちょ」は「郵便貯金」であり「かんぽ」は「簡易保険」である。新商号「ゆうちょ銀行」はそのまま元の言葉をトレースすると「郵便貯金銀行」、「かんぽ生命保険」は「簡易保険生命保険」という、かなり間抜けな言い回しになってしまう。

さらに「ゆうちょ銀行」の場合は、元々郵便局への預け入れが「貯金」、一般銀行への預け入れは「預金」という区分わけがされていることについても、民営化後は「元々郵便局だけど銀行名がついているし・・・貯金と預金、どちらだろう?」という疑問もわいてくる。

民営化後の株式公開の件もあわせ、気になるポイントの一つには違いない。

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