風力発電器1000基を突破、出力合計は原発1基分に

2006年07月11日 12:30

エアドルフィン マークゼロイメージ[このページ(nhk.or.jp)は掲載が終了しています]が報じたところによると日本国内で電力を供給している大型の風力発電器は1000基を突破し、出力の合計でも原子力発電所1基分に相当する100万キロワットにたっしたことが明らかになった。【経済産業省】では風力発電の施設設置を推し進め、5年後には現在の3倍の発電量に相当する300万キロワットにしたい考えだという。

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【NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)】のまとめでは、家庭用ではなく電力会社に電気を供給している大型の風力発電器は1980年に第一号機が誕生してから増え続け、2005年度には1050基と、初めて1000基を突破した。出力合計も107万8000キロワットと、原子力発電所1基分に相当、5年前と比較しても7.5倍に増えている。

だが風力発電は風の強弱で発電量や周波数が大きく変化するため、電力会社が購入に消極的である他、景観上の問題や環境への悪影響(鳥類への直接影響や、周囲の動植物への風向きの変化や風力タービンによる影響)もあり、建設元でも歓迎されていない場合が多い。そのため最近の1年では発電量の伸びはその前の年の6割程度に留まっている。

経済産業省では目標の「5年間で3倍増」を果たすため、「直面している問題について今後検討しながら目標の達成を目指したい」としている。

発電量の強弱や周波数が変わる面は、風を効率的にエネルギー変換する技術への注力などでどうにかなる面もあるだろう。景観については現在の「柱とプロペラ部分だけ」というシンプルスタイルではなく、例えばオランダの風車小屋にあるような「むしろ景観にプラスとなるもの」のアイディアを生み出していけばよい。動植物への影響も、今後注意深く観察を続けると共に、関係各所や専門家の声を聞き、手を加えていくことで解決できるレベルのもののはず。よもやダムのように、風をすべてせき止めるわけではないのだから。

今後有力なエネルギー供給手法としてバイオエタノールや太陽電池と共に、風力発電もようやく日の目を見るようになった。問題があるのなら積極的に解決するよう研究を重ね、クリーンなエネルギーとして世界に誇れる成果を生み出してほしいものだ。


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