ファイザー、脳内でニコチン中毒を撃退する禁煙薬チャンティックス承認

2006年05月13日 07:00

たばこイメージ【NIKKEI NeT】によるとアメリカの医薬品最大手のファイザーは5月11日、ニコチンが人間の脳内で特定の部分に直接作用し、たばこを吸っているのと同様の状態を作ることで、服用者が禁煙できるようにする新薬「チャンティックス(Chantix)」について、アメリカ食品医薬品局(FDA)から承認を受けたと発表した(【発表リリース、英語】)。

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リリースや記事によると、喫煙者が12週間チャンティックスを服用した実験では、1年後に5人に1人が禁煙に成功したという。また、服用すると喫煙による満足感も薄れ、ニコチンに依存する悪循環を断ち切る効果もあるとのこと。

日本では禁煙ガムが医療品分野における禁煙手段として有名で、最近では禁煙パッチも知られるようになりつつあるが、今回のチャンテックスのような服用式の禁煙補助剤では、イギリスのグラクソスミスクラインが販売している「ザイバン」が有名。チャンティックスはこのザイバンより高い効果(禁煙)を達成したとのこと。

チャンティックスの効果の高さにおいてFDAも期待をかけているようで、通常より審査期間が短い優先審査が適用されている。

アメリカでは日本と同様、あるいはそれ以上に喫煙の健康被害に注目が集まっている。リリースでも、

喫煙は身体のほとんどあらゆる器官に害を及ぼすと認識されている。アメリカにおける五大死因の一つに喫煙が関与しており、アメリカでは毎年1670億ドルものお金が費やされている。今回のチャンティックス承認はたばこを止めたいと思っている喫煙家にとって大きな助けとなるでしょう。
"Smoking harms nearly every organ in the body. It is responsible for approximately one in five deaths in the U.S. and costs the U.S. health care system about $167 billion annually. This medical advance from Pfizer will now help many smokers end their addiction."


とあるように、たばこの害は深刻であるようだ。「たばこを吸っていると脳に偽信号を送る」という禁煙手法が身体にとって正しいのかどうかは別として、チャンティックスの承認は多くの喫煙希望者の助けとなることだろう。


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