菱和ライフクリエイト(8896)、社長などの不祥事につきようやくコメント

2006年05月09日 06:30

株式イメージ先の5月8日に【菱和ライフクリエイト(8896)社長ら、虚偽申請の疑いで逮捕。同社株S安】でも報じたように、社長の西岡進容疑者、社長室長倉田康則容疑者らが電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いでお昼前後に逮捕された件について、【菱和ライフクリエイト(8896)】は同日夜半になってようやく正式にコメントを発表した(【発表リリース、PDF】)。予想されていた通り社内でも事実確認をするのが精一杯なほど混乱しているようすがうかがえる。

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この事件は社長の西岡氏らと暴力団山口組系後藤組組長の後藤忠正容疑者が共謀し、2005年2月に渋谷区代々木のビルを巡り、ビル管理会社から都内のインターネット通販会社を通じて菱和ライフに不正に所有権が移転したことを知りながら、東京法務局渋谷出張所に虚偽の登記申請をするなどして、後藤容疑者が実質的に経営する後藤組のフロント企業に所有権を移したというもの。

またこのビルを巡っては前から運営に関与していたビル管理会社顧問の野崎和興氏が今年の3月に港区の路上で何者かに刺殺されるなど所有権を巡ってトラブルが相次いでいる。警視庁ではこの刺殺事件などとの関連性も調べているという。後藤容疑者は容疑を否認、西岡容疑者は「よく分かりません」と供述している。

2部とはいえ東証に上場している企業のトップが、自社業務に深く関わるような案件で今回のようなことになった以上、すぐにでもコメントを発して投資家へ周知を図るべきだった。が、トップとその情報統括を行う立場にある社長室長の両者が対象者であり、今件について正確に情報を把握し統括していく、いわば「クライシス・マネジメント(危機管理)」ができる人物がいなかったようである。約半日たってようやく発表されたリリースでも、

弊社は、代表取締役社長西岡進が、本日逮捕されたことを弁護士からの連絡で確認いたしました。
今回の件に関しましては、株主様、お取引先様をはじめ関係者の皆様に多大のご心配、ご迷惑をおかけしましたことに深くお詫びいたします。
弊社では、今回の件に関する容疑の事実等につきましては、現在情報の整理がついておりませんので、今後整理の出来次第対応について回答いたす所存でございます。
また、今後の業務運営につきましては、業務に支障をきたさないよう國分常務取締役を社長の職務代行として選任するとともに、全社員一丸となって、業務に邁進する所存でございます。
つきましては、皆様方におかれましては、これまで同様に温かいご支援、ご鞭撻を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
なお、新たな事態あるいは決定事項があれば、改めて開示いたす所存でございます。


とあるように、「情報の整理がついて」いないようである。反社会的団体との深いつながりや会社そのものの根幹業務との関連、そして先の記事でも指摘されているようにもっと深みのある事件との係わり合いの可能性も考えると、同社の上場の継続性についても疑いを持たれかねても仕方が無いとする話もある。

一応当事者らが否定していることもあり、事実の確定はまだ先になるが、当件はかなり前から内偵捜査が進められているフシもある。状況の進展次第ではさらなる「話」が浮かんでくる可能性も否定できない。不動産セクターではよろしくないお話が相次いでいるだけに、かえすがえす、残念でならない。


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