田辺製薬(4508)、後発医薬品への参入を検討へ

2006年05月10日 12:30

時節イメージ【NIKKEI NeT】【田辺製薬(4508)】が、特許が切れた医薬品と同じ成分を使う後発医薬品(ジェネリック医薬品)事業への参入を検討すると報じた。すでに後発薬の販売承認を【厚生労働省】に申請済みで、来年夏にも発売は可能だという。田辺製薬では収益面などから事業化への道を探っていくことになる。

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記事によれば今件(後発薬事業への参入検討)は5月11日に発表する2010年度までの5年間の中期経営計画に盛り込むとのこと。早期に経営企画や営業など、各部門から人員を集めて検討チームを発足する。3月までに、すでに複数品目の販売承認を申請したが、1年後の承認までに申請を取り下げたり、承認後も発売を先送りできるなど、フレキシブルな対応をとる。

後発医薬品にはさまざまな論議が交わされており、一概に良い悪いと言い切ることは難しい。使用の是非についても(主治医の判断はもちろんとして)個人の判断に任せるところが多くなるだろう。ともあれ市場が形成されつつあるのは間違いなく、田辺製薬のような動きを見せる製薬会社は今後ますます増えるに違いない。


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