【更新】医療費制度改正のポイントをチェック

2006年04月16日 12:30

時節イメージ最近良く耳にする「ジェネリック医薬品」。今月から医療費のシステムが改定されて利用しやすくなった、値段の安い後発医薬品のことを「ジェネリック医薬品」と呼ぶのだが、具体的にはどのようなもので、どうすればうまくこの薬を使いこなせるのか。[YOMIURI ONLINE]にシンプルなまとめ記事が掲載されていた。

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ジェネリック医薬品・後発医薬品とは、新薬特許期限が切れた後に発売された、成分は同じだが価格は新薬の7割以下と安い薬のこと。しかしこれまでは医者は処方せんでは新薬しか記載せず、患者や薬剤師が勝手にジェネリックに変えることは許されていなかった。ところが今回の改正により、医者が了承すれば、ジェネリック医薬品を選択しても良いことになった(医者から診断を受ける際に、医者にその旨を告げれば検討してくれる)。

記事では具体例を挙げ、ジェネリック医薬品を用いることで3割から半額くらいにまで患者の負担が減ると試算している。また、今回の改正で調剤料のうち15日以上分が引き下げられるなど、処方期間が長いほど割安感が増すともある。

もちろん下記関連記事でも触れているが、ジェネリック医薬品はこれまでの新薬とまったく同じ効能・便利性で価格が安いというのが大前提だが、必ずしもそうとは言い切れない話もある。安定供給の面で、大手製薬会社によるものでない場合、長期利用をするつもりの患者にしてみれば、果たしてずっと供給を受けられるのかという不安もある。

要は「自己責任」という言葉ではないが、患者一人一人が多くの情報を得て適切な選択をする、つまりかしこい患者になることで多くの便益を得られるようになる、ということなのだろう。

当方(不破)自身も一時期と比べるとずいぶん量は減ったが、それでも毎月通院して処方せんをもらい、毎日薬を服用する療養の身。薬代だけでも月額に換算して数千円ほどの負担となっているだけに、ジェネリック医薬品の話は気にならないといえばウソになる。どこか官公庁あたりが、「自分が服用している薬にジェネリックタイプのがあるかどうか」が一目で分かるようなデータベースを作ってくれないだろうか、と思う今日この頃だ。


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