コーエーネット(2697)、レンタネットシステムと協賛メーカーの第一弾を発表。5月25日には一号店オープン

2006年05月21日 09:00

レンタネットイメージ【コーエー(9654)】のグループ会社【コーエーネット(2697)】は5月18日、ゲームソフトのレンタルをシステムとして提供する「レンタネット」の【公式サイト】で、第一弾の協賛メーカーと、店舗の第一弾を発表した。店舗は【ノジマ(7419)】の藤沢店(神奈川県)と北千住マルイ店(東京都)。5月25日木曜日にオープンする。

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「レンタネット」は先にも報じたように、レンタル事業を行いたい事業者がコーエーネットからレンタル業務システム一式を購入して開店するという、いわば「フランチャイズ方式」によるゲームレンタルシステム。このシステムではPOSシステム・バーコード管理・ユーザー管理などが統合されており、管理運営が比較的容易に行える。

顧客は会員登録をした上で店舗でゲームを借りる。新作ソフト(発売後1か月から3か月)は4泊5日で2700~2800円、発売3か月後から1年内のソフトは800円~900円をレンタル料として想定している。1年以上経過したソフトは「クラシック」扱いとなり、4泊5日で500円以下を予定しているようだ。レンタル期間はビデオに類似した4泊5日以外に、ゲーム独特の特性を考慮し、一か月程度の長期間(新作ソフトの場合は5000円程度のレンタル料)も想定している。ただ実際のレンタル料金は店舗が独自に調整できるようで、公式サイトの上では「店舗によって異なる」とのみ記載されている。また、ゲーム機本体の貸し出しはしない。

現在レンタネットシステムに賛同し協賛しているメーカーは、アイディアファクトリー、エレクトロニック・アーツ、コーエー、ソニー・コンピュータエンタテインメント、【テクモ(9650)】【バンダイナムコゲームス(7832)】【マーベラスインタラクティブ(7844)】。他の会社はとりあえず様子見のもよう。先発店の成績が好調でメーカー側にもプラスとなることが明らかになれば、参入するところも増えてくるだろう。

先の発表では「5月下旬には1号店をオープン、以降8月下旬までに12店舗前後を開設して実証実験とシステムの精練化を行い、8月下旬からは大規模に展開を開始。2007年には1000店舗、2008年には1500店舗を目指し、最終的には15000店舗を目標とする」ということだったが、まずは計画通り1号店が5月下旬にオープンすることになる。これらの店舗の成績次第でレンタネットの未来が決まるといっても過言ではない。責任は重いといえよう。


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